a tightrope act
意味綱渡り
- It's a tightrope act, keeping the Forger family going.
- Running two jobs is a tightrope act.
💡 一歩でも踏み外せば落ちる、という状態です。difficult が難しさなのに対し、a tightrope act は綱の上——失敗が許されないのが違い。walk a tightrope という動詞の形でもよく使われ、両立の苦しさを表します。
Episode Summary
The files are recovered, the traitor is caught, and the agents who did it are carried out of the sewers barely able to walk — only to be told that the man they had inside the other side is gone, so the whole night comes out even. A husband gets home with a face he cannot explain, and finds that the argument he has been dreading all day was never an argument at all.
これは 上級レベル版。第50話は、任務の後始末、WISE の総括、そして病室でのハンドラーとの会話が英語の見どころです。a tightrope act / it's a wash / be out of commission といった実際に作中で使われている表現に、subordinates / shortcomings / discord / ordeal / adrenaline のような語彙を合わせました。もう一方のレベルは〈中級〉版でどうぞ。
〈上級〉第50話の、任務の後始末とハンドラーとの会話から、終わったあとに交わす言い回しを10個。すべて作中で実際に話されている英語です。
a tightrope act
意味綱渡り
💡 一歩でも踏み外せば落ちる、という状態です。difficult が難しさなのに対し、a tightrope act は綱の上——失敗が許されないのが違い。walk a tightrope という動詞の形でもよく使われ、両立の苦しさを表します。
it's a wash
意味差し引きゼロだ
💡 得たものと失ったものが、釣り合ってしまう形です。we failed が失敗なのに対し、it's a wash は相殺——成果はあったのが違い。洗い流して何も残らないのが元の絵。賭けごとや会計から来た言い方です。
be out of commission
意味動けない状態だ
💡 本来の働きができなくなっている形です。be sick が体調なのに対し、out of commission は戦力外——人にも機械にも使えるのが違い。commission が「任務・稼働」で、軍艦を「就役させる」のが元の意味です。
an airtight alibi
意味完璧なアリバイ
💡 どこからも崩せない言い逃れという形です。an excuse が言い訳なのに対し、an alibi は不在証明——その場にいなかった証拠なのが違い。airtight は「空気も漏らさない」で、an airtight case / argument も「隙のない」という同じ使い方です。
in the best interest of ~
意味〜にとっていちばん良い形で
💡 その相手の利益にかなっているという形です。good for ~ が漠然としているのに対し、in the best interest of ~ は判断の基準——ほかの案と比べたうえなのが違い。interest は「関心」ではなく「利益」。契約書と会議の定型です。
meddle in the affairs of others
意味他人の事に首を突っこむ
💡 頼まれてもいないのに、口や手を出す形です。help が援助なのに対し、meddle は迷惑——相手が望んでいないのが違い。meddle in ~ とin を取るのが決まり。外交では「内政干渉」にあたる語です。
work oneself to the bone
意味身を粉にして働く
💡 骨まで削るほど働くという形です。work hard が努力なのに対し、to the bone は限界——身体を損なうところまでなのが違い。work 人 to the bone なら「人をこき使う」。日本語の「骨身を削る」とそっくりです。
get ~ behind bars
意味〜を刑務所に入れる
💡 鉄格子の向こうへ送りこむという形です。arrest が逮捕なのに対し、behind bars は収監——入ったあとを指すのが違い。bars は牢の鉄格子。be behind bars なら「服役中である」。
Our efforts were in vain.
意味骨折り損だった。
💡 やったことが実らなかったと認める形です。We failed. が失敗なのに対し、in vain は徒労——努力した事実は残るのが違い。vain は「むなしい」で、in vain のかたまりで副詞になります(died in vain=無駄死に)。
an unfathomable amount of ~
意味計り知れないほどの〜
💡 深さが測れないほど大きいという形です。a lot of ~ が量なのに対し、unfathomable は測定不能——底が見えないのが違い。fathom が「水深を測る」で、第40話の I can't fathom ~ と同じ語。形容詞にすると「不可解な」にもなります。
〈上級〉上限を設ける・その判断を下す・なおさら〜すべきだ——場面を運ぶ言い回しを10個。Must-Know とは別枠の実用表現です。
set a limit on ~
意味〜に上限を設ける
irreparable damage
意味取り返しのつかない損傷
be in possession of ~
意味〜を握っている
access one's full capacity
意味力を出しきる
make that call
意味その判断を下す
take priority
意味優先される
steer clear
意味関わらないでおく
All the more reason to ~
意味なおさら〜すべきだ
What bitter irony.
意味なんという皮肉か。
shorthanded
意味人手が足りない
第50話の実際のセリフから、書き言葉でも通用する上級構文を3つ。
I find it difficult to believe that ~(〜とはとても思えない)Honestly, I find it difficult to believe that this guy got the jump on you.
正直、こいつに先手を取られたとはとても思えないな。
相手を立てながら、疑いを口にする形です。I don't believe it. が拒絶なのに対し、I find it difficult to believe that ~ は保留——否定しきっていないのが違い。find it + 形容詞 + that 節という並びで、it は仮の目的語——中身は that 以下です。
他にも使える例:
The second 主語 + 動詞, it's all over.(〜した瞬間、すべて終わりだ)The second anyone doubts me even a little, it's all over.
誰かに少しでも疑われた瞬間、すべて終わりだ。
その瞬間に結末が決まる、と言い切る形です。If someone doubts me が条件なのに対し、The second ~ は時点——間を置かないのが違い。the second は接続詞のように働き、as soon as とほぼ同じ——the moment / the minute も同じ使い方です。
他にも使える例:
I'm not sure of the reason, but it seems like ~(理由は分からないが、どうやら〜らしい)I'm not sure of the reason, but it seems like they aren't working with the local police.
理由は分からんが、地元警察とは組んでいないようだ。
説明はできないが、観察は伝える形です。I don't know why. が放棄なのに対し、I'm not sure of the reason, but ~ は報告——分かる部分は渡すのが違い。be sure of + 名詞とbe sure that + 文を使い分けます。
他にも使える例:
a tightrope act
「綱渡り」
⭐ 任務を終えて家に帰る道すがら、ロイドが自分の暮らしを言い表した一言。一歩でも踏み外せば落ちる、その上を渡り続けている——という形です。difficult が「難しい」という程度の話なのに対し、a tightrope act は失敗が許されない——やり直しがきかないところが違います。だから、二つのことを同時に成り立たせている人によく使われます——仕事と育児、本業と副業、建前と本音。動詞にすると walk a tightrope。こちらのほうが出番は多く、She walks a tightrope between the two departments. なら「二つの部署のあいだで綱渡りをしている」。tight(ぴんと張った)+ rope(綱)という、見たままの語なのも覚えやすいところです。紛らわしいのがa balancing act。こちらも「両立」ですが、落ちる怖さがない——うまく釣り合いを取っているだけ。落ちたら終わりなのが a tightrope act、釣り合いを取るのが a balancing act と分けると混ざりません。
It's a tightrope act, keeping the Forger family going.
フォージャー家を保ち続けるのは、綱渡りだ。
So even though we managed to capture Wheeler, it's a wash.
ウィーラーは押さえたが、差し引きゼロだ。
Operation Strix takes priority.
〈梟(ストリクス)作戦〉が優先だ。
The best way to help with marital troubles is to steer clear.
夫婦の揉めごとは、関わらないのがいちばんの助けだ。
You know how shorthanded we are!
うちがどれだけ人手不足か、分かっているでしょう。
第50話の台本には、前の回で扱った表現がまた出てきます。一度で覚えられるものはありません。ここで思い出しておくと定着します。
〈上級版〉第50話は、後始末の英語が並ぶ回。a tightrope act / it's a wash / be out of commission / an airtight alibi / in the best interest of ~ のような言い回しから、subordinates / shortcomings / discord のような語彙まで扱いました。I find it difficult to believe that ~ は、そのまま会議での問いかけに移せます。
編集部が実際に観て厳選した、第50話の見どころと英語学習ポイント〈上級版〉。
第50話は一本立てで、〈夜帷〉編の決着。その前半——任務の後始末、WISE の総括、そして病室でのハンドラーとの会話——上級版はここに絞りました。
見出しはit's a wash / a tightrope act / be out of commission / an airtight alibi / in the best interest of ~ のように、仕事の後始末をする言い回しを中心に据えました。語彙は subordinates / shortcomings / discord / ordeal / adrenaline のような疲れと立て直しの語で揃えています。
この回でとくに効くのは、疑いを口にする英語です。I find it difficult to believe that ~(とても思えない)、The second 主語 + 動詞, it's all over.、I'm not sure of the reason, but it seems like ~——やんわり疑う・瞬間を切る・分かる部分だけ渡す型が並んでいます。
総合難易度:★★★★★(後始末と総括の英語が中心)/英語学習価値:★★★★★(そのまま案件の振り返りに移せます)/おすすめ度:★★★★★。work oneself to the bone / All the more reason to ~ / What bitter irony. まで扱う、スパイファミリー第50話の上級版です。
勝ったのに、差し引きゼロだと告げられた回でしたね。
a tightrope act / it's a wash / be out of commission など、後始末の言い回しが揃いました。
気に入ったフレーズは声に出して、自分のものにしていきましょう。次回もお楽しみに!
※ 本記事は SPY×FAMILY の英語版を視聴した個人の学習メモです。
作品の権利は © 遠藤達哉/集英社・SPY×FAMILY 製作委員会 に帰属します。