beat ~ to the punch
意味先を越す
- WISE must have beaten us to the punch.
- A rival beat us to the punch by a week.
💡 相手より先に、手を出してしまうという形です。be faster が速さなのに対し、beat ~ to the punch は先手——同じことを狙っていたのが前提なのが違い。ボクシングで先にパンチを当てるのが由来。beat - beat - beaten という活用に注意です。
Episode Summary
A class trip to the zoo works its way past the lions, the elephants and the crocodiles to an enclosure whose label describes an omnivore that is extremely territorial and fights both other groups and its own. Below the city, an agent who has been following a man all afternoon works out which of the watchers in the street is the one she wants, from nothing but where he is looking.
これは 上級レベル版。第49話は、〈夜帷〉の推理、視線からの割り出し、そしてウィーラーの持論が英語の見どころです。beat ~ to the punch / I can't shake the feeling that ~ / take the bait といった実際に作中で使われている表現に、tint / footprints / disguised / reacting / retreating のような語彙を合わせました。もう一方のレベルは〈中級〉版でどうぞ。
〈上級〉第49話の、〈夜帷〉の推理とウィーラーの持論から、尾行と観察の言い回しを10個。すべて作中で実際に話されている英語です。
beat ~ to the punch
意味先を越す
💡 相手より先に、手を出してしまうという形です。be faster が速さなのに対し、beat ~ to the punch は先手——同じことを狙っていたのが前提なのが違い。ボクシングで先にパンチを当てるのが由来。beat - beat - beaten という活用に注意です。
I can't shake the feeling that ~
意味〜という気がしてならない
💡 払っても払っても、その感じが消えない形です。I think ~ が判断なのに対し、can't shake the feeling は直感——理屈で消せないのが違い。shake off が「振り払う」で、まとわりつくものを落とす絵。that は省けます。
take the bait
意味誘いに乗る
💡 仕掛けられた餌に、食いつくという形です。believe it が信用なのに対し、take the bait は行動——釣ろうとした側がいるのが違い。bait が釣り餌。ネットの clickbait(釣り見出し)も同じ語です。
commit ~ to memory
意味〜を記憶に叩きこむ
💡 忘れないよう、頭に収めきるという形です。remember が結果なのに対し、commit ~ to memory は作業——意識してやっているのが違い。commit が「委ねる・預ける」で、commit ~ to paper なら「書き留める」。
jump to conclusions
意味早合点する
💡 途中を飛ばして、結論に跳びつく形です。guess が推測なのに対し、jump to conclusions は誤り——根拠が足りないと示すのが違い。conclusions は複数形で固定。Don't jump to conclusions. がいちばんよく使う形です。
lose track of ~
意味〜を見失う
💡 追っていたものを、たどれなくなる形です。lose ~ が紛失なのに対し、lose track of ~ は追跡の中断——それまで追えていたのが違い。track が「跡」。lose track of time(時間を忘れる)がいちばん出番の多い形です。
look down on ~
意味〜を見下す
💡 自分より下だと決めてかかる形です。dislike が好悪なのに対し、look down on ~ は上下——格付けしているのが違い。look up to ~ が「尊敬する」で正反対。on を落とさないのが要です。
Your concern is misplaced.
意味その心配は的外れだ。
💡 心配してくれた相手を、静かにいなす形です。Don't worry. がやさしいのに対し、Your concern is misplaced. は冷たい——見当違いだと言っているのが違い。misplace が「置き場所を誤る」。misplaced trust なら「見当違いの信頼」。
a soft spot
意味甘いところ
💡 そこだけ硬くない、弱いところという形です。a weakness が弱点なのに対し、a soft spot は情——かわいがってしまう相手を指すのが違い。have a soft spot for ~ の形で使い、悪い意味とはかぎりません。
Lying is a dangerous game.
意味嘘は危ない賭けだ。
💡 やるなら覚悟がいる、と警告する形です。Don't lie. が禁止なのに対し、a dangerous game は評——やるかどうかは相手しだいなのが違い。a dangerous game は危ない駆け引きを指す決まった言い方で、play a dangerous game ともします。
〈上級〉分が悪い・その保証はない・私の勘にすぎませんが——場面を運ぶ言い回しを10個。Must-Know とは別枠の実用表現です。
hold off ~
意味〜を食い止める
be at a disadvantage
意味分が悪い
regroup with ~
意味〜と合流し直す
There's no guarantee of that.
意味その保証はない。
gauge the exact direction
意味正確な方角を測る
come face-to-face
意味面と向かって会う
a hunch on my part
意味私の勘にすぎませんが
Your idle threats won't work here.
意味その手の脅しは通じない。
out of range
意味射程の外に
Did I get made?
意味気づかれたか。
第49話の実際のセリフから、書き言葉でも通用する上級構文を3つ。
If I recall, ~(記憶が確かなら〜)If I recall, the two of us worked on a mission together before this.
記憶が確かなら、以前ひとつの任務で組んだはずだ。
思い違いかもしれないと断ってから話す形です。I remember ~ が断定なのに対し、If I recall, ~ は保険——訂正の余地を残すのが違い。recall は remember より硬い語。if I recall correctly(略して IIRC)という書き言葉の形もあります。
他にも使える例:
I'd imagine (that) ~(おそらく〜でしょう)I'd imagine Gascoigne knows he's being followed as well.
ガスコインも、尾けられていることには気づいているだろう。
根拠を並べずに、見立てだけ置く形です。Maybe が不確かなのに対し、I'd imagine ~ は経験からの推測——そう外れないと思っているのが違い。would を入れることで断定を一段やわらげています。that は省くのがふつうです。
他にも使える例:
Even if ~, 主語 + still need to …(たとえ〜でも、…しなければならない)Even if Twilight and I die in the process, we still need to complete our mission!
たとえ倒れることになっても、任務は果たさなければならない。
最悪の場合を先に認めて、それでもと続ける形です。We must do it. が義務なのに対し、Even if ~, still ~ は覚悟——代償を承知しているのが違い。still が「それでもなお」で、助動詞のうしろに置くのが位置の決まりです。
他にも使える例:
I can't shake the feeling that ~
「〜という気がしてならない」
⭐ 段取りどおりに進んでいるのに、ガスコインの胸に残った引っかかり。払っても払っても、その感じが消えてくれない——という形です。I think ~ が「〜だと思う」という判断なのに対し、I can't shake the feeling that ~ は直感——理屈では消せないところが違います。だから、根拠を聞かれても答えられなくていいのがこの言い方の便利なところ。鍵は shake という動詞。shake off が「振り払う」で、まとわりついてくるものを体から落とす絵です——shake off a cold(風邪を抜く)、shake off a tail(尾行をまく)。その shake が can't で否定されているので、「振り払えない」=「消えない」になります。うしろの that は省くのがふつうで、I can't shake the feeling something's wrong. のようにそのまま文をつなげます。紛らわしいのがhave a feeling。こちらは「〜な気がする」という軽い予感で、当たっても外れてもいいほう——ずっと消えないのが can't shake the feeling、ふと思うだけなのが have a feeling と分けると混ざりません。
WISE must have beaten us to the punch.
WISE に先を越されたようだ。
I can't shake the feeling something's wrong.
どうも何かがおかしい気がしてならない。
No. Don't jump to conclusions.
いや、早合点するな。
Now, this may just be a hunch on my part, but I think he's in the sewers.
私の勘にすぎませんが、奴は下水道にいると思います。
Your concern is misplaced.
その心配は的外れだ。
第49話の台本には、前の回で扱った表現がまた出てきます。一度で覚えられるものはありません。ここで思い出しておくと定着します。
〈上級版〉第49話は、尾行と観察の英語が並ぶ回。beat ~ to the punch / I can't shake the feeling that ~ / take the bait / lose track of ~ / commit ~ to memory のような言い回しから、tint / footprints / disguised のような語彙まで扱いました。I'd imagine (that) ~ は、そのまま報告の見立てに移せます。
編集部が実際に観て厳選した、第49話の見どころと英語学習ポイント〈上級版〉。
第49話は一本立てで、〈夜帷〉編の2話目。そのなかから、〈夜帷〉がウィーラーを見破る推理と、ウィーラーの持論——上級版はこの二つに絞りました。
見出しはbeat ~ to the punch / I can't shake the feeling that ~ / take the bait / lose track of ~ / commit ~ to memory のように、尾行と観察の言い回しを中心に据えました。語彙は tint / footprints / disguised / reacting / retreating のような追う側と追われる側の語で揃えています。
この回でとくに効くのは、断定を避ける英語です。If I recall, ~(記憶が確かなら)、I'd imagine (that) ~(おそらく〜でしょう)、Even if ~, 主語 + still need to …——保険をかける・見立てを置く・それでもと続ける型が並んでいます。
総合難易度:★★★★★(尾行と観察の英語が中心)/英語学習価値:★★★★★(人を見る仕事にそのまま移せます)/おすすめ度:★★★★★。jump to conclusions / a soft spot / a hunch on my part まで扱う、スパイファミリー第49話の上級版です。
どこを見ているか、それだけで相手が割れた回でしたね。
beat ~ to the punch / I can't shake the feeling that ~ / take the bait など、尾行と観察の言い回しが揃いました。
気に入ったフレーズは声に出して、自分のものにしていきましょう。次回もお楽しみに!
※ 本記事は SPY×FAMILY の英語版を視聴した個人の学習メモです。
作品の権利は © 遠藤達哉/集英社・SPY×FAMILY 製作委員会 に帰属します。