worth one's salt
意味名に恥じない/一人前の
- no sailor worth his salt
- No editor worth her salt would let that through.
💡 salt は塩。古代ローマで塩が給料代わりだったという説からきた言い方で、その肩書きに値するという意味になります。たいてい否定文で使われ、no ~ worth his/her salt would … の形が定番です。
Episode Summary
A job is taken off the board without permission and the guild argues about who should go and bring the three of them back. At the port no one will sail to the island, and the village they finally reach explains what has been happening to it. The language is dry and institutional: worth his salt, out of your league, a breach of the rules.
これは 上級レベル版。worth one's salt / be out of one's league / Pleasantries aside, / Not that it matters. のような表現に、picturesque / eerie / prowling / befalls / frantically のような語彙を合わせました。すべて第11話で実際に話されている英語です。もう一方のレベルは〈中級〉版でどうぞ。
〈上級〉第11話のギルドでの叱責・港での断り・村での聞き取りから、手応えのある表現を10個。すべて作中で実際に話されている英語です。
worth one's salt
意味名に恥じない/一人前の
💡 salt は塩。古代ローマで塩が給料代わりだったという説からきた言い方で、その肩書きに値するという意味になります。たいてい否定文で使われ、no ~ worth his/her salt would … の形が定番です。
be out of one's league
意味手に負えない/分不相応だ
💡 league はリーグ・等級。スポーツの階級から来ていて、相手の階級が違うことを指します。能力の話にも、恋愛の「釣り合わない」にも使われます。way を足すとはるかにと強まります。
harebrained scheme
意味無謀な思いつき
💡 harebrained はうさぎの脳みそ、つまり考えが浅い。hair(髪)ではなく hare(野うさぎ)です。scheme は中立の「計画」ですが、この語と組むとあきれた企てになります。
have some nerve
意味ずうずうしい/いい度胸だ
💡 nerve は神経から転じて図太さ。You have some nerve. はよくもまあというあきれの定型です。文脈によっては感心にもなりますが、基本は非難寄りと覚えておくと安全です。
a breach of the rules
意味規則違反
💡 breach は破ること・違反。break the rules の名詞版ですが、こちらは書き言葉で、契約や規程の文脈に出ます。a breach of contract(契約違反)、a data breach(情報漏えい)も頻出の組み合わせです。
disappear into thin air
意味跡形もなく消える
💡 thin air は薄い空気。何も残さず消えることをいう決まり文句です。逆に out of thin air ならどこからともなく現れる。対になっているので、二つまとめて覚えると便利です。
Pleasantries aside,
意味挨拶はこのくらいにして、
💡 pleasantries は社交辞令。~ aside は〜はさておきで、名詞のうしろに置きます。Joking aside,(冗談はさておき)も同じ形。本題に入る合図として、会議でもそのまま使えます。
Judging by ~
意味〜から判断すると
💡 根拠を先に示す分詞構文です。文法上の主語は文全体にかかるため、Judging by ~, 主語 + 動詞 の形で使います。Judging from ~ もほぼ同じ。断定を避けつつ理由を添えられる、便利な出だしです。
back out
意味手を引く/約束を破る
💡 back out はいったん引き受けたものから降りる。単に「やめる」ではなく、約束したあとでという点が肝心です。back out of ~ の形で目的語を取り、ビジネスの場では信用に関わる語として重く響きます。
Not that it matters.
意味まあ、どうでもいいことだが。
💡 Not that ~ はだからといって〜というわけではないが。直前に言ったことを自分で打ち消す付け足しで、皮肉にも謙遜にもなります。Not that I'm complaining.(文句ではないけれど)がいちばんよく使われる形です。
〈上級〉断る・線を引く・悔やむ——硬い場面でも通る言い回しを10個。Must-Know とは別枠の実用表現です。
It's bad luck to ~
意味〜するのは縁起が悪い
fetch ~ at once
意味すぐに〜を連れてくる
have better things to do
意味もっとやることがある
not have much of a choice
意味選択の余地がない
It seems like only yesterday
意味つい昨日のことのようだ
If only + 主語 + 過去形
意味〜でさえあればよかったのに
There's no avoiding it.
意味避けようがない。
like it or not
意味好むと好まざるとにかかわらず
I'd stay far away.
意味私なら近づかない。
I'm not so sure about ~.
意味〜には少し引っかかる。
第11話の実際のセリフから、書き言葉でも通用する上級構文を3つ。
Judging by + 名詞Judging by the scent I picked up
拾ったにおいから判断すると。
根拠を先に置く分詞構文。文の主語とは無関係に使える慣用的な分詞構文で、文法上の「懸垂分詞」にあたりますが、judging by / speaking of / considering などは例外として認められています。文頭に置き、コンマで区切るのが基本です。
他にも使える例:
Not that ~Not that it matters.
まあ、どうでもいいことだが。
直前の発言を自分で弱める付け足し。Not that のあとはふつうの文が続きます。前言を撤回するのではなく、そこまで重く受け取らないでほしいという調整です。書き言葉でも会話でも使えて、断定を和らげるのに重宝します。
他にも使える例:
If only + 主語 + 過去形If only Natsu and I weren't ranked so low.
自分たちの位がもっと上ならよかったのに。
現実と違う願いを述べる仮定法。現在のことなら過去形、過去のことなら過去完了を使います。I wish ~ とほぼ同じ意味ですが、If only のほうが悔しさが濃く出ます。文はそこで終わってよく、あとを続けなくても通じます。
他にも使える例:
back out
引き受けたあとで手を引く
いったん引き受けたものから降りる句動詞です。quit や cancel との違いは、相手との約束が先にある点。そのぶん信用に関わる語として重く響きます。対象を言うときは back out of ~、相手を言うときは back out on ~ と前置詞が変わります。自分から降りると伝えるなら、理由を添えて I'm afraid I have to back out of ~ と前置きするのが、いちばん角が立ちません。
It's like he disappeared into thin air.
跡形もなく消えたみたいだ。
Pleasantries aside, there's something you need to see.
挨拶はこのくらいにして、見てほしいものがある。
Well, we don't have much of a choice.
まあ、選択の余地はない。
It seems like only yesterday.
つい昨日のことのようだ。
Not that it matters.
まあ、どうでもいいことだが。
第11話の台本には、前の回で扱った表現がまた出てきます。一度で覚えられるものはありません。ここで思い出しておくと定着します。
〈上級版〉第11話は、資格を問う・本題に入る・前言を弱める回。worth one's salt / be out of one's league / Pleasantries aside, / Not that it matters. のような表現から、picturesque / eerie / prowling / befalls のような語彙まで扱いました。断定を自分で少し戻す言い方は、主張を通しつつ角を立てないためのひな型としてそのまま使えます。
編集部が実際に観て厳選した、第11話の見どころと英語学習ポイント〈上級版〉。
第11話「呪われた島」は、掲示板から持ち出した依頼で幕を開ける回。ギルドでは無断で受けたことが問題になり、連れ戻す役を押しつけ合うやりとりが起きます。中盤は港町で船を探す場面。誰も近づきたがらない島だと分かってきます。後半は島の村で事情を聞き、翌朝からの調査を決めて幕を閉じます。
この 上級版 では、worth one's salt / be out of one's league / Pleasantries aside, / Not that it matters. を中心に据えました。語彙は picturesque / eerie / prowling / befalls / frantically で揃えています。いずれも作中に実在する英語です。
この回でとくに実用になるのは、身の丈を語る英語です。「その名に値する者なら」「お前には荷が重い」「引き受けたあとで降りるのか」——資格と責任をめぐる言い方が並びます。本題に入る側では Pleasantries aside, が会議でもそのまま使える合図になり、Not that it matters. が言い過ぎを自分で戻すときに効きます。第11話は資格を問う・本題に入る・前言を弱める回です。
総合難易度:★★★★☆/英語学習価値:★★★★★/おすすめ度:★★★★★。第11話は無断で受けた依頼に向かう回。言い出す・たしなめる・段取りを決めるときの型が手に入ります。
いちばん効いたのは、「引き受けたあとで降りる」という back out でしたね。
worth one's salt / be out of one's league / Pleasantries aside, / Not that it matters. など、資格を問い、本題に入り、前言を弱めるときに効く表現が揃いました。
気に入ったフレーズは声に出して、自分のものにしていきましょう。次回もお楽しみに!
※ 本記事は フェアリーテイル の英語版を視聴した個人の学習メモです。
作品の権利は © 堀越耕平/集英社・フェアリーテイル製作委員会 に帰属します。