biding one's time
意味時機を待っている
- Biding my time
- She bided her time until the market turned.
💡 bide はとどまって待つという古い動詞。今はこの句でしか使われません。ただ待つのではなく、好機を待つのが要点で、動くつもりがあるという含みを持ちます。wait に置き換えるとその意図が消えます。
Episode Summary
An old opponent turns up having waited years for the chance. The language is the language of holding back — biding your time, harboring hostility, putting the brakes on someone. Useful for describing a long wait with intent behind it, and for correcting an assumption.
これは 上級レベル版。biding one's time / come out in droves / put the brakes on ~ / the last thing you want to do のような表現に、hoard / prematurely / underestimated / reaper / unison のような語彙を合わせました。すべて第55話で実際に話されている英語です。もう一方のレベルは〈中級〉版でどうぞ。
〈上級〉第55話の待機・劣勢・押しとどめの述べ方から、手応えのある表現を10個。すべて作中で実際に話されている英語です。
biding one's time
意味時機を待っている
💡 bide はとどまって待つという古い動詞。今はこの句でしか使われません。ただ待つのではなく、好機を待つのが要点で、動くつもりがあるという含みを持ちます。wait に置き換えるとその意図が消えます。
come out in droves
意味続々と現れる
💡 drove は追い立てられる家畜の群れ。大勢がいちどきに動くことを表します。複数形で固定されていて、in a drove とは言いません。turn out in droves も同じ形で、投票や行列の報道でよく出ます。
be outnumbered
意味数で劣る
💡 相手のほうが頭数で上回るという受け身。outnumber は数で上回るで、受け身にして劣勢を述べるのが定型です。be outmatched は力量で劣る、be outgunned は装備で劣る——out- で揃えて使い分けられます。
harbor hostility toward ~
意味〜に敵意を抱く
💡 harbor は港——感情を胸にかくまっておくという比喩です。表に出していないという含みが要点。harbor doubts、harbor a grudge と目的語を替えて使い回せます。英国綴りは harbourです。
show someone mercy
意味〜に情けをかける
💡 mercy は罰を加えずにおく寛大さ。力のある側が下す判断なので、上下関係が言葉に入っています。at the mercy of ~ は〜のなすがまま、beg for mercy は助命を乞う——同じ語で立場が入れ替わります。
put the brakes on ~
意味〜に歯止めをかける
💡 制動をかけるという車の絵。勢いのあるものを止めることを指します。slow down が速度の話なのに対し、こちらは進行そのものを止めるほう。複数形の brakes で固定されていて、break と綴りを取り違えやすい語です。
get information out of ~
意味〜から情報を聞き出す
💡 out of ~ が相手の中から引き出すを表します。相手が進んで言うわけではないという含みが要点。get ~ out of someone の形で目的語を替えられ、get an answer out of him のようにも使えます。
slip away
意味そっと抜け出す
💡 気づかれずに離れるという句動詞。人にも機会にも時間にも使えます。The chance slipped away. なら好機を逃した。let ~ slip away とするとみすみす逃したという悔いが出ます。sneak out はもっと意図的な言い方です。
the last thing you want to do
意味いちばんやってはいけないこと
💡 the last が最下位を表す用法。いちばん避けるべきという強い否定になります。the last person I expected のように名詞を替えて広く使えます。直訳すると逆の意味に読めてしまうので、読み違えの多い型です。
doesn't even begin to describe ~
意味〜では言い表せない
💡 言葉が足りていないと示す誇張。前に置いた一語が弱すぎると言うための型です。begin to ~ が入り口にも達しないを表し、even がそれすらを重ねます。ほめるのにも、けなすのにも使えます。
〈上級〉使い果たす・叩き落とす・立ちすくむ——硬い場面でも通る言い回しを10個。Must-Know とは別枠の実用表現です。
burn through ~
意味〜を使い果たす
winner-take-all
意味勝者総取りの
to one's fullest ability
意味全力を出して
swat ~ down
意味〜を叩き落とす
have one's revenge
意味報復を果たす
rise again
意味再び立ち上がる
frozen in one's tracks
意味その場で立ちすくむ
remarkably skilled
意味際立って腕が立つ
keep someone away
意味〜を近づけない
tougher than one looks
意味見かけより手ごわい
第55話の実際のセリフから、書き言葉でも通用する上級構文を3つ。
I will have you know ~(言っておくが)I will have you know I am under thirty.
言っておくが、私はまだ三十前だ。
have + 人 + 原形 の使役を使った型。知らせてやる——つまり思い違いを正すときの前置きです。少し芝居がかった格調があり、むっとした調子で使われます。I'll have you know と縮めるのが普通で、そのあとに反論の中身を置きます。
他にも使える例:
分詞構文(Biding my time until ~)Biding my time until now, I kept quiet.
今この時まで機をうかがって、黙っていた。
主語を繰り返さずに、分詞で状況を添える形。主文と主語が同じであることが条件です。同時に起きていることにも、理由にも読めるので、文脈が意味を決めます。書き言葉で文を引き締めるのに有効で、会話ではあまり使いません。
他にも使える例:
Whoever S may be(譲歩の複合関係詞)Whoever your leader may be, they will want me unharmed.
あなたたちの頭が誰であれ、私を無傷で望むはずだ。
whoever に may が加わると誰であろうとという譲歩になります。no matter who と言い換えられ、こちらのほうが会話向き。whatever、wherever、however でも同じ作りができます。may は省いても通じますが、あると格調が出ます。
他にも使える例:
biding one's time
時機を待っている
好機が来るまで、動かずに待つ——ただの待機とは違う、意図のある待ち方を表す句です。bide はとどまるという古い動詞。現代英語ではほぼこの句でしか生き残っていません。化石のように残った語なので、形を崩さずそのまま覚えるのが近道です。wait との違いは意図の有無にあります。He waited. はただ待っていた。He bided his time. は動くつもりで、その時を選んでいた——あとで動くことが前提になっています。だから物語の伏線のように響きます。実務でも使えます。We're biding our time until the rates settle. なら、何もしていないのではなく、待つと決めていると伝わる。受け身に見られたくない場面で、静観を前向きに言い換える一句として便利です。
Biding my time
時機を待って——
coming out in droves
続々と現れて——
You were outnumbered
数で劣っていた——
puts the brakes on me
歯止めをかける——
let them slip away
みすみす逃がす——
第55話の台本には、前の回で扱った表現がまた出てきます。一度で覚えられるものはありません。ここで思い出しておくと定着します。
〈上級版〉第55話は、機をうかがう・押しとどめる・引き出す回。biding one's time / come out in droves / put the brakes on ~ / the last thing you want to do のような表現から、hoard / prematurely / underestimated / reaper のような語彙まで扱いました。分詞構文で状況を添える書き方は、文を短く引き締めたいときのひな型としてそのまま使えます。
編集部が実際に観て厳選した、第55話の見どころと英語学習ポイント〈上級版〉。
第55話「少女と亡霊」は、森の各所での足止めが続く回。中盤はかつての相手との再会で、時を待っていたという述懐が入ります。後半は連れ去られた二人との合流。足の速い相手が立ちはだかります。
この 上級版 では、biding one's time / come out in droves / put the brakes on ~ / the last thing you want to do を中心に据えました。語彙は hoard / prematurely / underestimated / reaper / unison で揃えています。いずれも作中に実在する英語です。
この回でとくに実用になるのは、機をうかがう英語です。「時機を待っていた」「歯止めをかける」「みすみす逃がす」——動かずに待つときの言い方が並びます。硬い文の型では I will have you know ~ が思い違いを正し、分詞構文 が状況を一息で添えます。第55話は機をうかがう・押しとどめる・引き出す回です。
総合難易度:★★★★☆/英語学習価値:★★★★★/おすすめ度:★★★★★。第55話は再会と足止めが主題になる回。久しぶりに声をかける言い方と、機をうかがう言い方が手に入ります。
いちばん効いたのは、「時機を待つ」という biding one's time でしたね。
biding one's time / come out in droves / put the brakes on ~ / the last thing you want to do など、機をうかがい、勢いを押しとどめ、話を引き出すときに効く表現が揃いました。
気に入ったフレーズは声に出して、自分のものにしていきましょう。次回もお楽しみに!
※ 本記事は フェアリーテイル の英語版を視聴した個人の学習メモです。
作品の権利は © 堀越耕平/集英社・フェアリーテイル製作委員会 に帰属します。