Spare the hysterics.
意味騒ぎ立てるな。
- Spare the hysterics.
- Spare the hysterics — the deadline moved by one day.
💡 spare は免じる、省かせる。それは要らないから省けという命令です。hysterics は取り乱した騒ぎ方。Spare me the details. と同じ作りで、冷ややかに突き放す響きになります。
Episode Summary
A villain explains where his name came from, then looks down at a city he now steers. The language is about standing and reach — answering to a name, a tenure, no further need of, under my control. Useful for setting out a record and for claiming authority in writing.
これは 上級レベル版。Spare the hysterics. / answer to the name ~ / during one's tenure / to this very day のような表現に、piety / nullify / foolishness / trample / comical のような語彙を合わせました。すべて第60話で実際に話されている英語です。もう一方のレベルは〈中級〉版でどうぞ。
〈上級〉第60話の名乗り・来歴・見晴らしの述べ方から、手応えのある表現を10個。すべて作中で実際に話されている英語です。
Spare the hysterics.
意味騒ぎ立てるな。
💡 spare は免じる、省かせる。それは要らないから省けという命令です。hysterics は取り乱した騒ぎ方。Spare me the details. と同じ作りで、冷ややかに突き放す響きになります。
answer to the name ~
意味〜という名で通っている
💡 answer to ~ は呼ばれて応じる。本名とは限らないのが要点で、通り名やあだ名に使われます。answer to someone(人に報告義務がある)とは意味が別なので、あとに name が来るかで見分けます。
during one's tenure
意味在任中に
💡 tenure はその地位に就いていた期間。役職や在職に限って使う硬い語です。大学では終身在職権の意味にもなり、文脈で分かれます。経歴を語る文書で頻出します。
to this very day
意味今日に至るまで
💡 very がまさにそのと日を指し固めます。長く続いていることの強調で、still と重ねて使われるのが型。語りの調子が出るので、事実の報告より回想に向きます。
traveling down memory lane
意味思い出をたどる
💡 memory lane は思い出の小道という決まり文句。懐かしさに浸ることを道行きに見立てます。a trip down memory lane の名詞形もよく使い、温かい場面が基本。皮肉で使うと、昔話はもういいになります。
have no further need of ~
意味もはや〜は要らない
💡 further がこれ以上はを足します。今まで必要だったという前提が入るのが要点で、もともと不要だった場合には使えません。通告や解約の文に向く硬い形です。
under one's control
意味〜の手中に
💡 上から覆っているという under の絵。in control of ~ と主語が入れ替わる関係で、どちらを主語に立てたいかで選びます。under control(所有者を言わない形)だと事態が収まっているという意味になります。
spread out beneath ~
意味〜の下に広がる
💡 beneath はunder の硬い言い方。見下ろす位置関係を示します。spread out が面として広がるので、眺望の描写にそのまま使えます。文語寄りで、会話では under が普通です。
entering the final stage
意味最終段階に入る
💡 stage は過程を区切ったひと区画。入るを enter で言うのが硬い形で、go into がくだけた同義です。工程・交渉・病状など、段階のあるもの全般に載ります。
draw breath
意味息をする
💡 draw は引き込む。息を吸い込むを古風に言った形です。生きている限りという比喩で使われるのが大半で、演説や誓いの文に現れます。日常の会話では breathe が普通です。
〈上級〉束縛を解く・退屈させない・望みをつなぐ——硬い場面でも通る言い回しを10個。Must-Know とは別枠の実用表現です。
unshackled from ~
意味〜の束縛を解かれて
anywhere I see fit
意味自分が適当と思うどこへでも
keep someone entertained
意味〜を退屈させない
make the trip over to ~
意味〜までわざわざ出向く
the first of many
意味これが手始めだ
right in the middle of it
意味その渦中に
keep hope alive
意味望みをつなぐ
There's always hope.
意味望みは残っている。
It doesn't seem like ~ to me
意味私には〜には見えない
guide someone throughout one's life
意味生涯を通じて〜を導く
第60話の実際のセリフから、書き言葉でも通用する上級構文を3つ。
come to be + 過去分詞(〜と呼ばれるに至る)Do you know how I came to be called that?
なぜそう呼ばれるようになったか分かるか。
come to ~ はだんだんそうなる。そこに至る経緯があることを示します。be called と組むと名がついた成り行きを一息で言えて、how I was called that とは含みが違います。come to know / come to believe も同じ作りで、どれも時間の経過が前提です。
他にも使える例:
If ~, then ~(条件と帰結を並べる)If it continues to travel on the same course it is now,
このまま同じ進路を行くなら——
条件節の中は現在形で未来を表すのが原則。If it will continue とはしません。帰結に then を立てると論の運びがはっきりします。the same course it is now のように関係詞を省いた修飾が続くのも、硬い文でよく見る形です。
他にも使える例:
before + 現在形(未来のことを表す)I can "hear" your movements before you make them.
動く前から動きが聞こえる。
before の節の中は、未来でも現在形。before you will make them とは言いません。after / when / until / as soon as も同じ規則で動きます。主節に will や can が立ち、時を示す節だけが現在形に戻る——書くときに落としやすい点です。
他にも使える例:
Spare the hysterics.
騒ぎ立てるな。
その騒ぎ方は要らないと、冷ややかに切り捨てる一言です。鍵は spare の使い方にあります。この語の芯は免じる、負担を省いてやる。Spare me the details.(細かい話はいい)Spare us the speech.(演説は結構)——いずれも、相手が差し出そうとしているものを断る形です。だから Spare the hysterics. は取り乱して見せるのはやめろになります。hysterics は複数形で使うのが決まりで、大げさに取り乱した振る舞いを指します。ここが効きどころです。この言い方は相手の動揺を、演技だと見なしています。本当に困っている人には使えません——使えば、冷酷に響きます。裏を返せば、落ち着き払った立場を示すには強力で、物語では余裕のある側が口にします。形は二通り。Spare + 目的語(Spare the hysterics.)と、Spare + 人 + 目的語(Spare me the hysterics.)。後者のほうが当たりが強くなります。会議で話を本筋に引き戻したいとき、Spare me the details. の形なら角を立てずに同じ働きをします。
Spare the hysterics
騒ぎ立てるな——
by mere chance
ただの偶然で——
to this very day
今日に至るまで——
under my control
この手の中に——
It's entering the final stage
最終段階に入る——
第60話の台本には、前の回で扱った表現がまた出てきます。一度で覚えられるものはありません。ここで思い出しておくと定着します。
〈上級版〉第60話は、来歴を語る・支配を語る・望みをつなぐ回。Spare the hysterics. / answer to the name ~ / during one's tenure / to this very day のような表現から、piety / nullify / foolishness / trample のような語彙まで扱いました。come to be + 過去分詞 で成り行きを示す書き方は、そう呼ばれるに至った経緯を一文で言いたいときのひな型としてそのまま使えます。
編集部が実際に観て厳選した、第60話の見どころと英語学習ポイント〈上級版〉。
第60話「破滅の行進」は、名の由来を語る述懐から動き出す回。中盤は浮かび上がった都市を見上げる場面で、離れていた面々がそれぞれ空を目指します。後半は背に乗っての道中。読まれる動きとの攻防が始まります。
この 上級版 では、Spare the hysterics. / answer to the name ~ / during one's tenure / to this very day を中心に据えました。語彙は piety / nullify / foolishness / trample / comical で揃えています。いずれも作中に実在する英語です。
この回でとくに実用になるのは、来歴を語る英語です。「騒ぎ立てるな」「その名で通っている」「在任中に」——自分の履歴を誇って見せる言い方が並びます。硬い文の型では come to be + 過去分詞 が成り行きを示し、before + 現在形 が未来を現在形で表す規則を思い出させます。第60話は来歴を語る・支配を語る・望みをつなぐ回です。
総合難易度:★★★★☆/英語学習価値:★★★★★/おすすめ度:★★★★★。第60話は名乗りと見晴らしの回。来歴を誇って見せる言い方と、慌てた相手を落ち着かせる言い方が手に入ります。
いちばん効いたのは、「騒ぎ立てるな」という Spare the hysterics. でしたね。
Spare the hysterics. / answer to the name ~ / during one's tenure / to this very day など、来歴を語り、支配を語り、望みをつなぐときに効く表現が揃いました。
気に入ったフレーズは声に出して、自分のものにしていきましょう。次回もお楽しみに!
※ 本記事は フェアリーテイル の英語版を視聴した個人の学習メモです。
作品の権利は © 堀越耕平/集英社・フェアリーテイル製作委員会 に帰属します。