The die has already been cast.
意味賽はすでに投げられた。
- The die has already been cast.
- The die has already been cast — the contracts went out this morning.
💡 die はサイコロ(dice の単数形)。死ぬの die とはまったく別の語です。投げてしまえば、もう戻せない——引き返せない一線を越えたことを表します。古代ローマ由来で、重い決断のあとにしか使えません。
Episode Summary
A wizard saint presses a cornered opponent for the one answer that matters. The language is about commitment and control — the die cast, power at one's disposal, holding the reins, delaying the inevitable. Useful for writing about a point of no return.
これは 上級レベル版。The die has already been cast. / at one's disposal / hold the reins of ~ / delay the inevitable のような表現に、meager / pierces / fortify / evasion / overshadows のような語彙を合わせました。すべて第62話で実際に話されている英語です。もう一方のレベルは〈中級〉版でどうぞ。
〈上級〉第62話の決断・支配・問い詰めの述べ方から、手応えのある表現を10個。すべて作中で実際に話されている英語です。
The die has already been cast.
意味賽はすでに投げられた。
💡 die はサイコロ(dice の単数形)。死ぬの die とはまったく別の語です。投げてしまえば、もう戻せない——引き返せない一線を越えたことを表します。古代ローマ由来で、重い決断のあとにしか使えません。
at one's disposal
意味自由に使える状態で
💡 disposal は処分ではなく思いのままにできること。資源・人手・時間に付きます。持ち主の裁量が強調されるので、誇示にも、感謝にも使えます。at your disposal はご自由にお使いくださいという丁寧な申し出です。
do one's bidding
意味言いなりになる
💡 bidding は命令(bid の古い意味)。自分の意思を挟まずに従うという含みが必ず入ります。命じる側から言えば支配の誇示、第三者が言えば批判になります。中立には使えない語です。
hold the reins of ~
意味〜の手綱を握る
💡 reins は馬の手綱(常に複数形)。方向を決める権限のたとえです。hand over the reins で権限を譲る、rein in ~ で引き締める。同じ語から派生した表現が多いので、まとめて覚えられます。
set one's sights on ~
意味〜に狙いを定める
💡 sights は銃の照準。明確に目標を定めたことを表します。野心の文脈で使うと前向き、攻撃の文脈なら不穏——同じ形で色が変わります。複数形の s を落とさないのが約束です。
merit such prestige
意味それだけの名声に値する
💡 merit は動詞で「〜に値する」。deserve より硬く、評価の文書向きです。prestige は実績に裏打ちされた名声で、単なる人気とは違います。二語そろうと格式が高い言い方になります。
betray a specific intention
意味特定の意図をうかがわせる
💡 betray は裏切るのほかに隠しているものを思わず表に出すという意味があります。主語は人でなく、事実や言葉づかい。本人は隠したつもりという含みが要点で、分析や批評の文で重宝します。
It is pointless for ~ to …
意味〜が…しても無駄だ
💡 pointless は要点がない=意味がない。能力の話ではなく、やっても実らないと言っています。for ~ が誰にとって無駄かを示し、to 不定詞がその行為。冷静に切り捨てるときの型です。
delay the inevitable
意味避けられないものを先送りするだけ
💡 the inevitable は形容詞に the を付けた名詞で、避けようのないこと。結末は決まっているという前提が入ります。相手を突き放すときにも、自嘲にも使えて、先延ばしを言い当てる一言として便利です。
It would do me good to ~
意味〜すれば自分のためになる
💡 do ~ good は〜のためになるという古い言い回し。good が名詞で「益」です。健康・気分の話でよく使われ、It'll do you good. はそのほうがいいよという勧め。説教くさくならないのが利点です。
〈上級〉無駄だと切る・考え直させる・腑に落ちないと言う——硬い場面でも通る言い回しを10個。Must-Know とは別枠の実用表現です。
Fleeing is futile.
意味逃げても無駄だ。
stop the bleeding
意味傷口を止める
render ~ as ineffective as …
意味〜を…同然にしてしまう
rethink one's claim
意味主張を考え直す
doubling down
意味さらに賭け金を積むこと
from what we can gather
意味こちらでつかめた限りでは
a much more pertinent question
意味はるかに的を射た問い
presumed to be ~
意味〜とみなされている
a spell that restores one's sense of balance
意味平衡感覚を戻す呪文
It doesn't sit well with me.
意味どうも腑に落ちない。
第62話の実際のセリフから、書き言葉でも通用する上級構文を3つ。
He who ~(〜する者は)He who possesses the stronger ideology will always win.
より強い理念を持つ者が、つねに勝つ。
格言の形。he は特定の男性ではなく「人一般」を指し、who 以下がその条件を述べます。現代の文では古風に響くので、格言・法格言・物語の台詞に限られます。今の書き方なら Those who ~ やAnyone who ~ に置き換えます。
他にも使える例:
mustn't(〜してはならない)But you mustn't waste any time.
だが、時間を無駄にしてはならない。
強い禁止。must not は「する必要がない」ではありません——そちらは don't have to です。この取り違えが最も多い誤りのひとつ。mustn't はイギリス英語でよく使われ、アメリカでは can't や shouldn't に流れがちです。
他にも使える例:
as + 倒置(〜もまた同様に)As have the scattered petals of the Oracion Seis,
散り散りになった花びらもまた同じように——
前の文の内容を受けて「〜もそうだ」と続ける形。as のあとが疑問文と同じ語順に倒れるのが目印で、as have ~ / as did ~ / as is ~ と前の文の動詞に合わせます。くだけた形は so does ~。硬い文章でしか見かけません。
他にも使える例:
The die has already been cast.
賽はすでに投げられた。
もう引き返せない——決断の後戻りできなさを、一文で言い切る形です。まず語の話から。die はサイコロです。「死ぬ」の die とは、綴りが同じだけの別語。複数形が dice で、単数の die のほうが今では珍しいため、この表現の中でしか見ないという人も多い語です。絵はそのまま賭博です。サイコロは手を離れた瞬間、誰にも結果を変えられません。投げる前なら止められた。投げたあとは待つしかない。その一線を越えたことを指している——だから結果がまだ分からないことも同時に含みます。失敗が確定したという意味ではありません。ここを取り違えると使いどころを外します。出どころは古代ローマ、川を渡って引き返せなくなった軍の場面とされます。その重さが今も残っているので、小さな決め事には使えません。昼食を注文したくらいで言えば冗談にしかなりません——逆に言えば、わざと軽い場面で使えば笑いが取れます。形は二通り。The die is cast. が古典的な言い方、The die has been cast. は現在完了で今とのつながりを出します。報告書で後戻りできない段階を示すとき、この一文は説明を足さずに状況を決めてくれます。
The die has already been cast
賽はすでに投げられた——
at my disposal
思いのままに使える——
do my bidding
言いなりになる——
hold the reins
手綱を握る——
delaying the inevitable
先送りしているだけ——
第62話の台本には、前の回で扱った表現がまた出てきます。一度で覚えられるものはありません。ここで思い出しておくと定着します。
〈上級版〉第62話は、決断を告げる・支配を語る・問い詰める回。The die has already been cast. / at one's disposal / hold the reins of ~ / delay the inevitable のような表現から、meager / pierces / fortify / evasion のような語彙まで扱いました。He who ~ で格言を組む書き方は、原則を一文で言い切りたいときのひな型としてそのまま使えます。
編集部が実際に観て厳選した、第62話の見どころと英語学習ポイント〈上級版〉。
第62話「聖十(せいてん)のジュラ」は、味方の入れ替わりから動く回。中盤は力と理念をめぐる問答で、石の魔法を使う相手との攻防に移ります。後半は倒したあとの段取り。止まらない都市を前に、次の手を探します。
この 上級版 では、The die has already been cast. / at one's disposal / hold the reins of ~ / delay the inevitable を中心に据えました。語彙は meager / pierces / fortify / evasion / overshadows で揃えています。いずれも作中に実在する英語です。
この回でとくに実用になるのは、決断を告げる英語です。「賽はすでに投げられた」「思いのままに使える力で」「先送りしているだけだ」——後戻りできない段階の言い方が並びます。硬い文の型では He who ~ が格言を作り、as + 倒置 が同様であることを短く足します。第62話は決断を告げる・支配を語る・問い詰める回です。
総合難易度:★★★★☆/英語学習価値:★★★★★/おすすめ度:★★★★★。第62話は理念と力をぶつけ合う回。問い詰める言い方と、倒したあとに段取りを組み直す言い方が手に入ります。
いちばん効いたのは、「賽はすでに投げられた」という The die has already been cast. でしたね。
The die has already been cast. / at one's disposal / hold the reins of ~ / delay the inevitable など、決断を告げ、支配を語り、問い詰めるときに効く表現が揃いました。
気に入ったフレーズは声に出して、自分のものにしていきましょう。次回もお楽しみに!
※ 本記事は フェアリーテイル の英語版を視聴した個人の学習メモです。
作品の権利は © 堀越耕平/集英社・フェアリーテイル製作委員会 に帰属します。