All modesty aside
意味謙遜を抜きにして言えば
- All modesty aside, I don't even hold a candle to him.
- All modesty aside, this is the best work we've done.
💡 ~ aside は〜は措いておいて。謙遜を一度外すと断ってから本音を言う形で、自慢にも、率直な自己評価にも使えます。文頭に置くのが決まりです。
Episode Summary
The long-absent ace comes home. The language is deferential and evaluative — all modesty aside, a precautionary measure, it takes a big man to admit defeat, that's no small feat in itself. Useful for conceding gracefully, for explaining how demanding a job was, and for crediting someone whose prediction turned out right.
これは 上級レベル版。All modesty aside / a precautionary measure / It takes a big man to admit defeat. / That's no small feat in itself. のような表現に、modesty / precautionary / foretold / murk / cusp のような語彙を合わせました。すべて第76話で実際に話されている英語です。もう一方のレベルは〈中級〉版でどうぞ。
〈上級〉第76話の非を認める言い方・等級の説明・読みの的中から、手応えのある表現を10個。すべて作中で実際に話されている英語です。
All modesty aside
意味謙遜を抜きにして言えば
💡 ~ aside は〜は措いておいて。謙遜を一度外すと断ってから本音を言う形で、自慢にも、率直な自己評価にも使えます。文頭に置くのが決まりです。
a precautionary measure
意味念のための措置
💡 precautionary は用心のための。被害が出る前に打つ手を指すので、「危険はまだ無い」と含ませられます。公的な告知で不安を鎮めるのに使われる語です。
Way too much for me.
意味手に余った。
💡 way が too much を大きく押し上げます。主語も動詞も省くので、あっさりと負けを認める響きになります。深刻さを和らげたいときに向く形です。
It takes a big man to admit defeat.
意味負けを認められるのは大物だ。
💡 It takes ~ to … は…するには〜が要る。行いから人物を測る言い方で、a big man は体格ではなく器の大きさです。褒め言葉としても、皮肉としても使えます。
Forgive me for bringing shame to ~
意味〜の名を汚したことをお許しください
💡 bring shame to ~ は〜に恥をもたらす。個人ではなく所属する集団に対して詫びる形なので、組織の名誉を重んじる文脈に限られます。古風で重い言い方です。
That's no small feat in itself.
意味それ自体、並大抵のことではない。
💡 no small ~ は二重否定で強める形。a great feat と言うより控えめで、品があります。in itself がそれだけ取ってもと足すので、期待に届かなかった相手をねぎらうのに向きます。
rest my weary bones
意味疲れた体を休める
💡 weary は長く続いた疲れ。tired より重く、古風です。bones を持ち出すのがおどけた誇張で、年配の話者が使うと味が出ます。
on a completely different level than ~
意味〜とはまるで格が違う
💡 比較ではなく、段が違うと言う形。better than ~ が同じ土俵での優劣なのに対し、比べる意味がないほどの差を示します。英式では than ではなく from を使うこともあります。
I reckon ~
意味〜だと思うね
💡 reckon は見積もる・そう思う。英国南部・豪州・米国南部でよく使われる語で、I think より土くさく、人柄が出ます。公的な文書には向きません。
It is just as you foretold.
意味あなたの言ったとおりになった。
💡 foretell は前もって告げるという古語。predict より予兆めいた重さがあり、物語や儀式の口調になります。just as ~ が寸分たがわずを足します。
〈上級〉配置を指示する・見当をつける・気を持たせたことを詫びる——硬い場面でも通る言い回しを10個。Must-Know とは別枠の実用表現です。
Please take your designated positions immediately.
意味各自、直ちに所定の位置に就いてください。
stays clear of ~
意味〜に近づかずにおく
used to be around these parts
意味昔このあたりにあった
I know what you're thinking.
意味考えていることは分かる。
My mind is totally blank.
意味頭の中は真っ白です。
I should've known better.
意味分かっていたはずなのに。
I didn't mean to get your hopes up.
意味期待させるつもりはなかった。
You don't have to play coy.
意味とぼけなくていい。
long gone by now
意味とっくにいない
if I put my mind to it
意味その気になれば
第76話の実際のセリフから、書き言葉でも通用する上級構文を3つ。
There's no way he'd just happen to ~(〜するはずがない)There's no way he'd just happen to show up so close by.
そんなに近くに、たまたま現れるはずがない。
just happen to ~ はたまたま〜する。There's no way ~ と組むと偶然にしては出来すぎだという否定になります。期待を自分で打ち消すときにも、相手の偶然を疑うときにも使えます。
他にも使える例:
no matter what the odds may be(どれほど分が悪くとも)no matter what the odds may be.
どれほど分が悪くとも。
the odds は勝ち目・見込み。no matter what ~ may be は何であろうとという譲歩で、may が古風な響きを足します。信条を述べる文の締めに置かれることが多く、演説向きの型です。
他にも使える例:
You've grown up to be quite the ~(立派な〜になったものだ)You've grown up to be quite the man, Natsu.
立派な男になったものだ。
quite the ~ はまさしくその名に値する。quite a ~ より感慨や誇張が乗ります。grow up to be ~ は育って〜になるで、長い時間を一文に畳み込めるのが利点。年長者が久しぶりに会って言うのが典型です。
他にも使える例:
It takes a big man to admit defeat.
負けを認められるのは大物だ。
できなかったと認めること自体を褒める——負けた相手にかけられる、数少ない言葉です。骨組みは It takes A to B。Bをするには、Aという資質が要るという型で、It takes patience to teach.、It takes two to tango. と同じ作りです。主語は形式の itで、本当の主語は to 以下——ここを押さえると応用が利きます。a big man は体格ではなく器です。小さいことにこだわらない、度量のある人という意味で、be the bigger person(大人の対応をする)も同じ発想。近年は男女を問わない場では a big person と言い換えることも増えました。相手や場に応じて選べると安全です。使いどころは相手が自分から非を認めた直後。敗北、誤り、見込み違い——認めるのに勇気が要った場面に限ります。まだ認めていない相手に向けて言うと、認めろという圧になり、まるで逆の働きをします。ひとつ注意を。皮肉として使われることもあります。言い方が平板だと、負けを念押ししているように聞こえるので、温かい調子で、短く——そのうえで話題を先へ進めるのが、いちばん収まりがいい形です。
It takes a big man to admit defeat
負けを認められるのは大物だ——
All modesty aside
謙遜を抜きにして言えば——
rest my weary bones
疲れた体を休める——
Way too much for me
手に余った——
I reckon
〜だと思うね——
第76話の台本には、前の回で扱った表現がまた出てきます。一度で覚えられるものはありません。ここで思い出しておくと定着します。
〈上級版〉第76話は、非を認める・等級を説く・読みを認める回。All modesty aside / a precautionary measure / It takes a big man to admit defeat. / That's no small feat in itself. のような表現から、modesty / precautionary / foretold / murk のような語彙まで扱いました。It takes a big man to ~ で相手の度量を立てる言い方は、負けを認めた相手をねぎらいたいときのひな型としてそのまま使えます。
編集部が実際に観て厳選した、第76話の見どころと英語学習ポイント〈上級版〉。
第76話「ギルダーツ」は、長く留守だった一人の帰還を待つ町から始まる回。中盤は依頼の等級の説明で、どれほどの仕事だったのかが分かります。後半は非を認めるやりとりと霧の中の道行き。昔の話がひとつ語られます。
この 上級版 では、All modesty aside / a precautionary measure / It takes a big man to admit defeat. / That's no small feat in itself. を中心に据えました。語彙は modesty / precautionary / foretold / murk / cusp で揃えています。いずれも作中に実在する英語です。
この回でとくに実用になるのは、非を認める英語です。「負けを認めるのは大した男だ」「面目をつぶしたことをお許しください」「気を持たせるつもりはなかった」——自分の分をわきまえて引き下がるときの言い方が並びます。硬い文の型では There's no way he'd just happen to ~ が偶然を退け、no matter what the odds may be が勝ち目の薄さを引き受けます。第76話は非を認める・等級を説く・読みを認める回です。
総合難易度:★★★★☆/英語学習価値:★★★★★/おすすめ度:★★★★★。第76話は帰還の回。久しぶりに会った相手と交わす言い方と、自分の非を認めて引き下がる言い方が手に入ります。
いちばん効いたのは、「負けを認められるのは大した男だ」という It takes a big man to admit defeat. でしたね。
All modesty aside / a precautionary measure / It takes a big man to admit defeat. / That's no small feat in itself. など、非を認め、等級を説き、読みを認めるときに効く表現が揃いました。
気に入ったフレーズは声に出して、自分のものにしていきましょう。次回もお楽しみに!
※ 本記事は フェアリーテイル の英語版を視聴した個人の学習メモです。
作品の権利は © 堀越耕平/集英社・フェアリーテイル製作委員会 に帰属します。