With all due respect, ~
意味失礼を承知で申し上げますと、〜
- With all due respect, Your Majesty
- With all due respect, I disagree.
💡 目上の相手に異を唱える直前に置く決まり文句。due respect は当然払うべき敬意で、敬意は保ったまま反対するという宣言になります。この前置きが出たら、次は必ず反論——聞き手もそう身構えます。
Episode Summary
Court talk, then a shop. The language is deferential and hedged — with all due respect, our calculations suggest otherwise, I could be mistaken, I would be delighted if you'd. Useful for disagreeing upward, for softening a claim before you make it, and for offering something graciously.
これは 上級レベル版。With all due respect, ~ / I could be mistaken, but ~ / To put it another way, ~ / I would be delighted if you'd ~ のような表現に、innate / adaptable / everlasting / contraption / usability のような語彙を合わせました。すべて第80話で実際に話されている英語です。もう一方のレベルは〈中級〉版でどうぞ。
〈上級〉第80話の幹部たちの堅いやりとり・控えめな反論・贈り物の申し出から、手応えのある表現を10個。すべて作中で実際に話されている英語です。
With all due respect, ~
意味失礼を承知で申し上げますと、〜
💡 目上の相手に異を唱える直前に置く決まり文句。due respect は当然払うべき敬意で、敬意は保ったまま反対するという宣言になります。この前置きが出たら、次は必ず反論——聞き手もそう身構えます。
Our calculations suggest that ~
意味こちらの試算では〜
💡 suggest が示唆するにとどめるので、断定を避けた報告になります。主語を計算そのものに置くことで、話し手の意見ではなく数字の話だという体裁が作れます。反論を数字で支えたいときの型です。
It certainly is exquisite.
意味まことに見事なものです。
💡 exquisite は細部まで行き届いて美しい。beautiful よりずっと格が高く、工芸品・料理・所作に向きます。certainly を is の前に置くと相手の見立てに同意する調子になります。
I realize they're difficult to ~
意味〜しにくいのは承知しています
💡 I realize ~ は承知のうえで言うという前置き。先に相手の事情を認めておくことで、続く催促の角が取れます。I know より改まった響きで、仕事のやりとりに収まります。
It seems he's displeased by ~
意味彼は〜を快く思っていないようだ
💡 displeased は不快に思って。angry が感情の爆発なのに対し、こちらは表に出さない不満を指します。It seems と組むと本人に代わって静かに推し量る形になります。
I have to admit, I don't see any reason for ~
意味正直、〜する理由が見当たりません
💡 I have to admit が認めたくはないがと置き、同調しにくい立場から同意するときに効きます。I don't see any reason for ~ は理由が分からないという控えめな否定で、反対そのものは言い切らないのが利点です。
We're perfectly capable of ~ing
意味〜は自分たちで十分に対処できます
💡 capable of ~ing は〜する力がある。can より硬く、能力を正面から主張します。perfectly と ourselves が重なると手出しは無用だという含みが強まるので、断りの言い方としても働きます。
I could be mistaken, but ~
意味思い違いかもしれませんが、〜
💡 自分の見立てに先回りで保険をかける前置き。could が可能性は低いがという含みなので、実際にはかなり自信があるときにも使われます。指摘を柔らかくする道具として非常に便利です。
To put it another way, ~
意味言い方を変えれば、〜
💡 同じ内容を別の角度から置き直す合図。In other words とほぼ同じですが、こちらは説明が伝わらなかったと感じたときに出ます。相手の理解不足を責めない形なので、教える場面に向きます。
I would be delighted if you'd ~
意味〜していただけたら光栄です
💡 申し出をいちばん丁寧に差し出す形。would を二つ重ねることで仮定の丁寧さが積み上がります。I'd be happy if ~ より格が高く、贈り物や招待にふさわしい響きです。
〈上級〉補って述べる・見通しを語る・用向きを尋ねる——硬い場面でも通る言い回しを10個。Must-Know とは別枠の実用表現です。
Not to mention, it also ~
意味そのうえ、〜でもある
constantly on the move
意味絶えず居場所を変えて
One might think.
意味そう思うのが普通でしょうね
Perhaps it has something to do with ~
意味おそらく〜と関わりがある
incredibly hard to come by
意味手に入れるのが極めて難しい
What a keen eye you have.
意味お目が高い
This doesn't bode well for us.
意味これは先行きがよくない
I hate to interrupt, but ~
意味話の途中で恐縮ですが、〜
May I ask what brings you here?
意味どういったご用向きでしょうか
That's a pretty tall tale.
意味だいぶ眉唾な話だ
第80話の実際のセリフから、書き言葉でも通用する上級構文を3つ。
There's not a ~ who isn't …(…でない〜は一人もいない)There's not a wizard here who isn't afraid of her.
彼女を恐れない魔導士は一人もいない。
二重否定で全体を言い切る型。not a ~ と isn't が打ち消し合い、結果としてみな…だという強い肯定になります。単に everyone と言うより、例外のなさが際立つ——演説や書き言葉で効く形です。
他にも使える例:
It's hard for us to believe she'd ever ~(彼女が〜するとはとても思えない)It's hard for us to believe she'd ever side with them.
彼女が彼らの側につくとは、とても思えない。
hard to believe に for us を挟むことで、誰にとって信じがたいのかを明示します。ever がどんな場合でもと広げ、可能性そのものを閉じます。人物評をやわらかく述べるときの形です。
他にも使える例:
I won't be satisfied until ~(〜するまでは満足しない)I won't be satisfied until the work is finished.
仕事が片づくまでは満足しない。
until が条件が満たされる時点を区切り、それまでは止まらないという宣言になります。until の後ろは未来のことでも現在形で書くのが決まり。決意にも、執着にも聞こえるので、使う場面を選びます。
他にも使える例:
With all due respect, ~
失礼を承知で申し上げますと、〜
目上の相手に異を唱えるときの、英語でもっとも有名な前置きです。due respect は当然払うべき敬意。with all ~ がそれを余すところなく保ったままと置くので、全体で敬意は保ちます、そのうえで反対しますという宣言になります。いちばん大事なのは、この後には必ず反論が来るということです。聞き手はこの五語で身構えます。だから同意を述べる前に置いてはいけません。With all due respect, I agree. はちぐはぐに響きます。使う相手も選びます。目上・取引先・公式の場が本来の居場所で、対等な同僚に使うと、かえって刺々しく聞こえます。皮肉として使われることも多い——形だけ敬意を示して、中身は真っ向から否定するという使い方です。やわらかくしたいときの言い換えも押さえておきます。If I may, は口を挟む許しを求める控えめな形。I may be missing something, but は自分の理解不足のせいにして持ち出す形で、いちばん角が立ちません。正面から行くなら With all due respect、退路を残すなら If I may——この二つを持っていれば、たいていの場は渡れます。
With all due respect
失礼を承知で——
I could be mistaken
思い違いかもしれないが——
To put it another way
言い方を変えれば——
One might think
そう思うのが普通でしょうね——
May I ask what brings you here
どういったご用向きで——
第80話の台本には、前の回で扱った表現がまた出てきます。一度で覚えられるものはありません。ここで思い出しておくと定着します。
〈上級版〉第80話は、異を唱える・言い添える・申し出る回。With all due respect, ~ / I could be mistaken, but ~ / To put it another way, ~ / I would be delighted if you'd ~ のような表現から、innate / adaptable / everlasting / contraption のような語彙まで扱いました。With all due respect, ~ で敬意を保ったまま反対する型は、目上の相手に異を唱えたいときのひな型としてそのまま使えます。
編集部が実際に観て厳選した、第80話の見どころと英語学習ポイント〈上級版〉。
第80話「希望の鍵」は、事情を聞き合う場面から始まる回。中盤は王都の幹部たちの堅いやりとりと、徒歩の道中で、この世界で魔法がどう扱われているかが説明されます。後半は道具屋での値段のやりとりと贈り物。思いがけない再会で幕が下ります。
この 上級版 では、With all due respect, ~ / I could be mistaken, but ~ / To put it another way, ~ / I would be delighted if you'd ~ を中心に据えました。語彙は innate / adaptable / everlasting / contraption / usability で揃えています。いずれも作中に実在する英語です。
この回でとくに実用になるのは、異を唱える英語です。「失礼を承知で申し上げますと」「こちらの試算では逆の結果が出ています」「思い違いかもしれませんが」——目上の相手に反対を述べるときの言い方が並びます。硬い文の型では There's not a ~ who isn't … が例外のなさを言い切り、I won't be satisfied until ~ が退かない構えを示します。第80話は異を唱える・言い添える・申し出る回です。
総合難易度:★★★★☆/英語学習価値:★★★★★/おすすめ度:★★★★★。第80話は買い物の回。値段と礼をやりとりする言い方と、目上の相手に異を唱える言い方が手に入ります。
いちばん効いたのは、「失礼を承知で申し上げますと」という With all due respect, ~ でしたね。
With all due respect, ~ / I could be mistaken, but ~ / To put it another way, ~ / I would be delighted if you'd ~ など、異を唱え、言い添え、申し出るときに効く表現が揃いました。
気に入ったフレーズは声に出して、自分のものにしていきましょう。次回もお楽しみに!
※ 本記事は フェアリーテイル の英語版を視聴した個人の学習メモです。
作品の権利は © 堀越耕平/集英社・フェアリーテイル製作委員会 に帰属します。