You must make it whole again.
意味壊した者が、元に戻さねばならない。
- You must make it whole again
- You must make this right again.
💡 make ~ whole は欠けたものを元どおりにする。fix が直すなのに対し、whole は「全部そろった状態に戻す」という含みで、壊れた関係や共同体にも使えます。賠償や和解の文脈でも見かける語です。
Episode Summary
You must make it whole again, you're the only one who could bear that weight, adapting to them can take time. Lines from the handover at the heart of the episode — pressing a burden on someone, and telling him how to carry it.
これは 上級レベル版。You must make it whole again. / You're the only one who could bear that weight. / I'm afraid there is no other way. / Adapting to them can take time. のような表現に、afoul / rioting / heroism / adapting / destroyer のような語彙を合わせました。すべて第94話で実際に話されている英語です。もう一方のレベルは〈中級〉版でどうぞ。
〈上級〉第94話の談判・引き継ぎ・諭し方から、手応えのある表現を10個。すべて作中で実際に話されている英語です。
You must make it whole again.
意味壊した者が、元に戻さねばならない。
💡 make ~ whole は欠けたものを元どおりにする。fix が直すなのに対し、whole は「全部そろった状態に戻す」という含みで、壊れた関係や共同体にも使えます。賠償や和解の文脈でも見かける語です。
You're the only one who could bear that weight.
意味その重みを負えるのはあなただけだ。
💡 could は仮にやるとすればという控えめな断定で、can より押しつけがましさが減ります。bear は重さに耐えて支える——carry(運ぶ)とは違い、その場にとどまって受け止める色があります。
I'm afraid there is no other way.
意味あいにく、ほかに道はない。
💡 I'm afraid はあいにくという前置きで、悪い知らせを和らげるためだけに置かれます。there is no other way は選択肢を閉じる言い方——やわらかい前置きと強い中身を組み合わせるのが、断りにくくする作法です。
I am the destroyer of this world.
意味私はこの世界を壊した者だ。
💡 短縮せずに I am と言い切るのがこの一文の重さです。the destroyer of ~ は動詞を名詞にして肩書きのように置く形で、自分を役として突き放す効果があります。自嘲にも、覚悟の表明にもなります。
You've taken extreme measures to save it.
意味救うために極端な手を打ったのだ。
💡 take measures は手を打つという定型で、measures は必ず複数形。extreme、drastic、preventive などを前に挟んで程度を示します。行政文書や報道でよく使われる硬い言い方です。
This storm cannot be quelled by me.
意味この嵐は私には鎮められない。
💡 quell は騒ぎや不安を鎮める——暴動・恐れ・うわさが相方になります。受け身にして by 以下を置くことで、できないのは自分だと認めつつ、責めを和らげる——文語らしい逃げ道の作り方です。
Although our paths must stray, ~
意味道は分かれることになるが、
💡 stray は本筋からそれる——迷子の羊のような、意図せず離れていく色があります。part(分かれる)より詩的で、別れの挨拶を格調高くしたいときに選ばれる語です。
When a guild works together, there's nothing they can't do.
意味力を合わせれば、できないことはない。
💡 二重否定——nothing と can't を重ねて何でもできると言っています。まわりくどいぶん、言い切りより強く響くのがこの形の狙い。締めの一文として据わりがよく、演説や送辞でよく使われます。
Adapting to them can take time.
意味慣れるには時間がかかるものだ。
💡 can は能力ではなく、そういうこともあるという一般的な可能性。takes time と言い切るより押しつけがましさが減ります。adapt to ~ は自分を合わせていくで、adopt(採用する)とは別の語です。
They will march alongside you into the future.
意味人々は共に歩んでいくだろう。
💡 alongside は横に並んで——behind(後ろに従えて)とはまるで違う関係を表します。導く者と導かれる者を対等に置くので、引き継ぎや就任の言葉にふさわしい一語です。
〈上級〉固辞する・押し返す・状況を報じる——硬い場面でも通る言い回しを10個。Must-Know とは別枠の実用表現です。
But prince, this foolish plan—
意味しかし殿下、こんな無謀な策は
I simply cannot do it.
意味どうしてもできません
Then you obviously don't know me.
意味だったら私を分かっていない
And still you'd burden me?
意味それでも私に背負わせるのか
Make me carry the weight of this world on my shoulders?
意味この世界の重みを私の肩に載せるのか
I'm a man with nowhere to call home.
意味帰る場所のない身だ
The chaos is far worse than I had anticipated.
意味混乱は思っていたよりはるかにひどい
We cannot let it spread.
意味広げるわけにはいかない
You can't bring the people together like this.
意味そんなやり方で人はまとまらない
Don't rush.
意味急がなくていい
第94話の実際のセリフから、書き言葉でも通用する上級構文を3つ。
You're the only one who could ~(〜できるのはあなただけだ)You're the only one who could bear that weight.
その重みを負えるのはあなただけだ。
the only one のあとは関係代名詞 who で人を絞り込みます。could を選ぶのが要で、can だとできるのだからやれという圧になり、could ならやるとすればあなたしかいないと一歩引いた頼み方になります。
他にも使える例:
I'm afraid there is no ~(あいにく〜はない)And I'm afraid there is no other way.
あいにく、ほかに道はない。
I'm afraid は恐れているのではなく、残念ながらという前置きの決まり文句。後ろに来るのは必ず好ましくない内容で、よい知らせには I'm happy to say ~ を使います。やわらかい前置きと強い中身の組み合わせが、断りを通りやすくします。
他にも使える例:
~ can take time(〜には時間がかかるものだ)Although things are changing rapidly, don't forget, adapting to them can take time.
移り変わりは速いが、慣れるには時間がかかるものだ。
can は能力ではなく、そういうこともあるという一般的な可能性を表します。takes time と言い切ると断定になり、can take time ならそういうものだから焦るなと相手を許す響きになります。指導や引き継ぎの場で効く一語です。
他にも使える例:
Adapt to ~
〜に慣れていく。
変わった環境に、自分のほうを合わせていく——そう言うための語です。まず綴りのよく似た二語を分けておきます。adapt は合わせる・順応する、adopt は採り入れる・引き取る。一文字違いで意味がまるで違うので、adapt to the climate(気候に慣れる)とadopt a policy(方針を採用する)を対で覚えてしまうのが早道です。使い分けも押さえておくと便利です。自分が変わるなら adapt to ~、物を作り変えるなら adapt ~ for …——The novel was adapted for the screen.(映画化された)がその代表です。名詞は adaptation、形容詞は adaptable(融通のきく)。人を褒める語としても使えて、She's very adaptable. はどんな場でもうまくやれる人だという評になります。引き継ぎや異動の場面で、相手を急かさずに励ます——Adapting takes time. のひと言が、そのまま使えます。
You must make it whole again
元に戻さねばならない——
I'm afraid there is no other way
ほかに道はない——
This storm cannot be quelled by me
この嵐は鎮められない——
adapting to them can take time
慣れるには時間がかかる——
Don't rush
急がなくていい——
第94話の台本には、前の回で扱った表現がまた出てきます。一度で覚えられるものはありません。ここで思い出しておくと定着します。
〈上級版〉第94話は、あとを託す・固辞する・諭す回。You must make it whole again. / You're the only one who could bear that weight. / I'm afraid there is no other way. / Adapting to them can take time. のような表現から、afoul / rioting / heroism / adapting のような語彙まで扱いました。~ can take time で断定を避けて相手を許す言い方は、引き継ぎや指導の場のひな型としてそのまま使えます。
編集部が実際に観て厳選した、第94話の見どころと英語学習ポイント〈上級版〉。
第94話「バイバイ エドラス」は、別れの回。前半は跡を継ぐかどうかの問答で、重い頼みを断る言い方と引き受ける言い方が並びます。中盤は人々をまとめるための芝居。後半は三つの約束と、別れのあいさつで、もう一つの世界の仲間たちと手を振り合います。
この 上級版 では、You must make it whole again. / You're the only one who could bear that weight. / I'm afraid there is no other way. / Adapting to them can take time. を中心に据えました。語彙は afoul / rioting / heroism / adapting / destroyer で揃えています。いずれも作中に実在する英語です。
この回でとくに実用になるのは、あとを託して諭す英語です。「元に戻さねばならない」「その重みを負えるのはあなただけだ」「慣れるには時間がかかるものだ」——重い役目を渡し、渡された側を支えたいときの言い方が並びます。硬い文の型では You're the only one who could ~ が圧をかけずに頼み、I'm afraid there is no ~ がやわらかく退路を断ちます。第94話はあとを託す・固辞する・諭す回です。
総合難易度:★★★★☆/英語学習価値:★★★★★/おすすめ度:★★★★★。第94話は見送りの回。別れを告げる言い方と、あとを託して諭す言い方が手に入ります。
いちばん効いたのは、「慣れるには時間がかかるものだ」という Adapting to them can take time. でしたね。
You must make it whole again. / You're the only one who could bear that weight. / I'm afraid there is no other way. / Adapting to them can take time. など、あとを託し、固辞し、諭すときに効く表現が揃いました。
気に入ったフレーズは声に出して、自分のものにしていきましょう。次回もお楽しみに!
※ 本記事は フェアリーテイル の英語版を視聴した個人の学習メモです。
作品の権利は © 堀越耕平/集英社・フェアリーテイル製作委員会 に帰属します。