take a lot out of ~
意味〜をひどく消耗させる
- That fight took a lot out of him.
- The move took a lot out of us.
💡 体力や気力を、根こそぎ持っていく形です。be tiring が形容なのに対し、take a lot out of ~ は差し引き——相手から抜き取ったという絵が違い。主語は出来事——試合・引っ越し・看病・長旅など。take it out of ~ の形でも同じです。
Episode Summary
A knight loses badly, twice, and then refuses the arm offered to him on the way down the stairs. The episode is really about what you say to someone who has just been beaten in front of everyone.
これは 上級レベル版。第72話は、階段でのやりとり、四か国の強者の話、そして終幕の語りが英語の見どころです。take a lot out of ~ / get ~ out of one's system / spare ~ a shoulder といった実際に作中で使われている表現に、insurmountable / frivolous / blowhard / insight / shuffle のような語彙を合わせました。もう一方のレベルは〈中級〉版でどうぞ。
〈上級〉第72話のユリウスとスバルの階段の場面、ラムの分析、四か国の強者をめぐる話、そして終幕の語りから、折れた相手に差し出す言い回しを10個。すべて作中で実際に話されている英語です。
take a lot out of ~
意味〜をひどく消耗させる
💡 体力や気力を、根こそぎ持っていく形です。be tiring が形容なのに対し、take a lot out of ~ は差し引き——相手から抜き取ったという絵が違い。主語は出来事——試合・引っ越し・看病・長旅など。take it out of ~ の形でも同じです。
get ~ out of one's system
意味〜を出しきる
💡 溜めていたものを、残らず吐き出す形です。forget が忘却なのに対し、get ~ out of one's system は排出——出しきるまで終わらないのが違い。system が「体の中」。怒り・悔しさ・言いたいことに使い、やめさせるのではなく、やらせる側の言い方です。
an insurmountable obstacle
意味越えられない壁
💡 どうやっても越せない、と断じる形です。a big problem が規模なのに対し、insurmountable は不可能——手段が無いのが違い。surmount が「乗り越える」。否定文で使うと励ましになるので、not an insurmountable ~ の形が実用的です。
with one's tail between one's legs
意味しっぽを巻いて
💡 負けて、しょんぼり戻ってくる形です。give up が断念なのに対し、tail between one's legs は姿——きまりの悪さが見えるのが違い。怯えた犬の絵から来た言い方。come back / walk away と組みます。
bring disgrace to ~
意味〜の名を汚す
💡 その肩書きに、泥を塗る形です。embarrass が気まずさなのに対し、bring disgrace to ~ は不名誉——集団や役職に及ぶのが違い。grace(品位)の反対が dis-grace。硬い語なので、式辞や戒めの文脈で使われます。
come to regret ~
意味〜を後悔することになる
💡 いまは分からないが、いずれ悔やむ形です。regret が現在の後悔なのに対し、come to regret ~ は将来——時間差があるのが違い。come to + 動詞は「だんだんそうなる」という型で、come to understand / come to like とも使えます。
make enemies of ~
意味〜を敵に回す
💡 味方であり得た相手を、敵にしてしまう形です。fight が交戦なのに対し、make enemies of ~ は関係——自分の言動が招いたのが違い。make an enemy of + 単数の形もあり、相手が一人なら単数にします。
ride on momentum
意味勢いに乗って言う・やる
💡 考えより先に、勢いで進む形です。be excited が高揚なのに対し、ride on momentum は推進力——自分で漕いでいないのが違い。momentum が「惰性・勢い」。褒めにも、たしなめにも使えます。
be concerned for ~'s well-being
意味〜の身を案じる
💡 相手が無事かどうかを、気にかける形です。worry about ~ が心配なのに対し、be concerned for ~'s well-being は配慮——落ち着いて硬いのが違い。for と about で意味が分かれ、for なら案じる、about なら関心がある。
help ~ immensely
意味〜をおおいに助ける
💡 程度を強めて、助かったと言う形です。help a lot が口語なのに対し、immensely は硬い強調——書き言葉向きなのが違い。immense が「広大な」。enjoy / appreciate / benefit とも組みます。
〈上級〉造作もないことです・すぐに合流します・〜に…を知らせる——改まった場で使える言い回しを10個。Must-Know とは別枠の実用表現です。
It is a simple matter.
意味造作もないことです
I'll join them shortly.
意味すぐに合流します
inform ~ of …
意味〜に…を知らせる
fit the description
意味人相書きに合う
be on ~'s level
意味〜と同じ域にある
refer to oneself as ~
意味自分を〜と名乗る
make ~ look bad
意味〜の面目をつぶす
spare ~ a shoulder
意味〜に肩を貸す
a cowardly act
意味卑怯な振る舞い
by the book
意味型どおりに
第72話の実際のセリフから、書き言葉でも通用する上級構文を3つ。
Would you mind ~ing?(〜していただけますか)With that said, would you mind letting me down?
そういうわけで、下ろしていただけますか。
相手の負担をうかがう、丁寧な依頼の形です。Could you ~? が依頼なのに対し、Would you mind ~ing? は迷惑の確認——直訳は「気になさいますか」なのが違い。答え方に注意——引き受けるときは No.(構いません)、断るときが Yes. になります。mind のあとは必ず ~ing。
他にも使える例:
You need only + 原形(〜してくださるだけで結構です)You need only tell them that you found me.
見つけた、とだけ伝えてくれればいい。
相手の手間を、最小限に切り分ける形です。Just tell them ~ が口語なのに対し、You need only ~ は文語——改まった場に向くのが違い。need が助動詞として働くので、only のあとは原形——to は付けません。依頼を軽く見せたいときに効きます。
他にも使える例:
I won't pretend (that) ~(〜のふりをするつもりはない)I won't try to pretend like I know what's really going on.
何が起きているのか分かったふりをするつもりはない。
知らないことを、先に認めてしまう形です。I don't know が告白なのに対し、I won't pretend ~ は宣言——取り繕わないと決めたのが違い。話し言葉では pretend like、書き言葉では pretend that が普通です。この一言を置くと、そのあとの意見が通りやすくなります。
他にも使える例:
take a lot out of ~
「〜をひどく消耗させる」
⭐ あの戦いは彼から多くを奪った——ユリウスの消耗を、スバルが言い表した一言です。体力や気力を、根こそぎ持っていく——という形です。be tiring が「疲れる」と、性質を述べるのに対し、take a lot out of ~ は差し引き——相手の中から抜き取ったという絵になるところが違います。主語になるのは「出来事」——試合・引っ越し・看病・長い会議・時差のある移動。人を主語にはしません。The trip took a lot out of me. で「あの旅行でだいぶ消耗した」。a lot のところは入れ替えが利き、take everything out of ~(すべて奪う)、take something out of ~(それなりに堪える)と、程度を調節できます。短くした take it out of ~ も同じ意味で、That really takes it out of you. なら「あれは応えるよね」。労をねぎらう言い方として、そのまま使えます。紛らわしいのがtake it out on ~(〜に八つ当たりする)。of は消耗、on は八つ当たり と分けると混ざりません。
That fight took a lot out of him.
あの戦いは、彼をひどく消耗させた。
There was just no other way to get it all out of your system.
全部出しきるには、ああするしかなかったんだろう。
Reid the Master Swordsman is not an insurmountable obstacle.
剣聖レイドは、越えられない壁ではない。
Such a thing would bring disgrace to any knight.
そのような振る舞いは、騎士の名を汚す。
I truly hope you won't come to regret those words.
その言葉を後悔しないことを、心から願う。
第72話の台本には、前の回で扱った表現がまた出てきます。一度で覚えられるものはありません。ここで思い出しておくと定着します。
〈上級版〉第72話は、立て直す英語が並ぶ回。take a lot out of ~ / get ~ out of one's system / an insurmountable obstacle / come to regret ~ のような言い回しから、insurmountable / frivolous / blowhard / insight のような語彙まで扱いました。Would you mind ~ing? は、そのまま職場に移せます。
編集部が実際に観て厳選した、第72話の見どころと英語学習ポイント〈上級版〉。
第72話は「ユリウス・ユークリウス」。敗れた騎士と、階段で肩を貸そうとする男の回です。上級版はそのやりとりと分析に絞りました。
見出しはtake a lot out of ~ / get ~ out of one's system / an insurmountable obstacle / come to regret ~ / spare ~ a shoulder のように、折れた相手に差し出す言い回しを中心に据えました。語彙は insurmountable / frivolous / blowhard / insight / shuffle のような誇りと消耗の語で揃えています。
この回でとくに効くのは、改まって頼む英語です。Would you mind ~ing?(〜していただけますか)、You need only + 原形(〜してくださるだけで結構です)、I won't pretend (that) ~(〜のふりはしません)——丁寧に頼む・手間を減らす・取り繕わない型が並んでいます。Would you mind ~? の答えは No が承諾、が要注意点です。
総合難易度:★★★★★(気づかいと分析の英語が中心)/英語学習価値:★★★★★(人を立て直す言い方が揃っています)/おすすめ度:★★★★★。with one's tail between one's legs / make enemies of ~ / by the book まで扱う、リゼロ第72話の上級版です。
敗れた相手に、どう声をかけるかの回でしたね。
take a lot out of ~ / get ~ out of one's system / spare ~ a shoulder など、立て直す・丁寧に頼む・取り繕わない表現が揃いました。
気に入ったフレーズは声に出して、自分のものにしていきましょう。次回もお楽しみに!
※ 本記事は Re:ゼロから始める異世界生活 の英語版を視聴した個人の学習メモです。
作品の権利は ©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会 に帰属します。