go into hiding
意味身を隠す
- By the time we found out, our mole had already gone into hiding.
- The witness went into hiding for a year.
💡 見つからないところへ、自分から引っこむ形です。escape が逃走なのに対し、go into hiding は潜伏——どこかに留まっているのが違い。in hiding なら「潜伏中」という状態。go が「その状態に入る」という使い方です。
Episode Summary
A wife who has decided that normal couples complain about each other tries to invent a grievance, and by lunchtime her brother is offering to help her file for divorce. Elsewhere an intelligence service discovers that one of its own has walked out with a coded map of every agent it has in the country, and a chief works out who the traitor is by telling each of his officers a different colour.
これは 上級レベル版。第48話は、WISE のブリーフィング、国家保安局の動き、そして裏切り者あぶり出しが英語の見どころです。the powers that be / maintain complete deniability / get wind of ~ といった実際に作中で使われている表現に、tailing / decoded / deduce / purge / gemstone のような語彙を合わせました。もう一方のレベルは〈中級〉版でどうぞ。
〈上級〉第48話の後半、諜報の場面から、組織が表に出したくない話をするときの言い回しを10個。すべて作中で実際に話されている英語です。
go into hiding
意味身を隠す
💡 見つからないところへ、自分から引っこむ形です。escape が逃走なのに対し、go into hiding は潜伏——どこかに留まっているのが違い。in hiding なら「潜伏中」という状態。go が「その状態に入る」という使い方です。
end up in the hands of ~
意味〜の手に渡ってしまう
💡 めぐりめぐって、そこへ行き着くという形です。be given to ~ が受け渡しなのに対し、end up in the hands of ~ は成り行き——誰も望んでいないのが違い。in the wrong hands なら「悪い相手に渡って」。
the powers that be
意味上のほうの人たち
💡 誰とは言わずに、決定権を持つ側を指す形です。the boss が個人なのに対し、the powers that be は集合——顔が見えないのが違い。that be は古い英語の名残で、いまの are にあたります——この形でしか使いません。
rock the boat
意味波風を立てる
💡 おさまっているものを、あえて揺らす形です。cause trouble が迷惑なのに対し、rock the boat は現状打破——全員が乗っている船という前提が違い。ふつう否定形で使い、Don't rock the boat. は「事を荒立てるな」。
maintain complete deniability
意味完全に知らぬ存ぜぬで通す
💡 「関与していない」と言い張れる状態を保つ形です。deny が否定なのに対し、deniability は否定できる余地——あらかじめ作っておくのが違い。plausible deniability がもっと一般的な形で、政治と組織の語です。
get wind of ~
意味〜を嗅ぎつける
💡 もれ聞こえてきた話を、つかむという形です。find out が判明なのに対し、get wind of ~ は察知——正式に知らされていないのが違い。風がにおいを運ぶのが元の絵で、動物が風上の敵に気づくところから来ています。
a deep cover operative
意味深く潜入した工作員
💡 身分ごと入りこんで、長く潜る工作員のことです。a spy が総称なのに対し、deep cover は潜り方——正体を知る者がごく少ないのが違い。cover が「偽装の身分」。under deep cover という形でも使います。
Be on your guard.
意味警戒を怠るな。
💡 身構えたままでいろ、と命じる形です。Be careful. が注意なのに対し、Be on your guard. は臨戦——相手がいるのが違い。guard はボクシングの構えと同じ語。let one's guard down なら「油断する」です。
spark conflict between ~
意味〜のあいだに争いの火をつける
💡 小さな火種から、争いを起こすという形です。cause a fight が原因なのに対し、spark は着火——あとは勝手に燃え広がるのが違い。spark は名詞で「火花」。spark debate / spark outrage のように報道でよく使われます。
a dangerous line of thinking
意味危うい考え方
💡 その筋道でいくと危ない、と自分を止める形です。a bad idea が案なのに対し、a line of thinking は筋道——まだ結論に至っていないのが違い。line が「一本の線」で、along those lines なら「そういう方向で」。
〈上級〉こちらの代わりに・重大な危険にさらされて・非を認める——場面を運ぶ言い回しを10個。Must-Know とは別枠の実用表現です。
be embedded in ~
意味〜に入りこんでいる
have the pleasure of ~ing
意味光栄にも〜する
on our behalf
意味こちらの代わりに
Heaven forbid ~
意味まさか〜ではあるまいな
in grave danger
意味重大な危険にさらされて
at this crucial moment
意味この大事な局面で
Is that intel reliable?
意味その情報は確かなのか。
admit fault
意味非を認める
keep ~ to a minimum
意味〜を最小限にとどめる
get things back on track
意味話を元の軌道に戻す
第48話の実際のセリフから、書き言葉でも通用する上級構文を3つ。
No one sane would + 動詞の原形(まともな人間なら〜しない)No one sane would choose to go up against them.
まともな人間なら、あの連中に喧嘩を売ろうとは思わない。
やる人間は正気ではない、と言い切る形です。It's dangerous. が評価なのに対し、No one sane would ~ は全否定——例外を認めないのが違い。No one + would の仮定法で、sane(正気の)を挟むと一段強くなります。
他にも使える例:
I suspect that ~(〜ではないかとにらんでいる)I suspect that Yuri Briar has been summoned to deal with this matter.
ユーリ・ブライアもこの件で呼び出されたとにらんでいる。
証拠はないが、そう見ていると示す形です。I think ~ が意見なのに対し、I suspect that ~ は嫌疑——相手にとって都合の悪い推測なのが違い。suspect のうしろに that 節を置くのが基本で、suspect 人 of ~ing なら「人が〜したと疑う」。
他にも使える例:
Regardless, it's important that ~(いずれにせよ〜が肝心だ)Regardless, it's important that we move carefully.
いずれにせよ、慎重に動くことが肝心だ。
事情はどうあれ、と話を締める形です。Anyway が話題転換なのに対し、Regardless は打ち切り——直前の議論を脇に置くのが違い。regardless of ~ なら「〜に関係なく」ですが、単独でも副詞として使えます。
他にも使える例:
the powers that be
「上のほうの人たち」
⭐ なぜ自国内でこそこそ動くのかと尋ねた新入りに、先輩が返した一言。名前は出さないまま、決定権を持つ側を指す——という形です。the boss が「あの人」という個人なのに対し、the powers that be は集合——誰が決めたのか本人たちにも見えていないところが違います。だから、あきらめまじりの響きになります。おもしろいのは that be という形。いまの英語なら that are と言うところですが、この言い回しだけ400年前の形のまま固まっています(1611年の欽定訳聖書の一節が広まったもの)。だから、the powers that were のように変えることもしません——丸ごとひとつの名詞として覚えてください。使い方は決まっていて、文の主語に置くか、take it up with ~(〜に掛け合う)の目的語に置くか。You'll have to take it up with the powers that be.「上に言ってくれ」という、やんわりした責任逃れにもなります。紛らわしいのがupper management。こちらは「経営陣」という具体的な役職の集まりで、組織図に載っているほう——顔の見えないのが the powers that be、実在の役職が upper management と分けると混ざりません。
By the time we found out, our mole had already gone into hiding.
判明したときには、内通者はすでに身を隠していた。
The powers that be never actually approved this operation.
上のほうは、この作戦を正式には承認していないのさ。
Apparently, WISE managed to get wind of our little meeting.
どうやら WISE に、この会合を嗅ぎつけられたらしい。
Be on your guard. We're entering enemy territory.
警戒を怠るな。ここから先は敵地だ。
No, that's a dangerous line of thinking.
いや、それは危うい考え方だ。
第48話の台本には、前の回で扱った表現がまた出てきます。一度で覚えられるものはありません。ここで思い出しておくと定着します。
〈上級版〉第48話は、諜報の英語が並ぶ回。go into hiding / end up in the hands of ~ / the powers that be / rock the boat / maintain complete deniability のような言い回しから、tailing / decoded / purge のような語彙まで扱いました。Regardless, it's important that ~ は、そのまま会議の締めに移せます。
編集部が実際に観て厳選した、第48話の見どころと英語学習ポイント〈上級版〉。
第48話は一本立てですが、前半と後半でまるごと色が変わります。その後半——WISE のブリーフィング、国家保安局の動き、そして宝石の色を使った裏切り者あぶり出し——上級版はここに絞りました。
見出しはthe powers that be / maintain complete deniability / get wind of ~ / go into hiding / a deep cover operative のように、諜報の言い回しを中心に据えました。語彙は tailing / decoded / deduce / purge / gemstone のような作戦と暗号の語で揃えています。
この回でとくに効くのは、言い切る英語です。No one sane would + 動詞の原形(まともなら〜しない)、I suspect that ~(〜ではとにらんでいる)、Regardless, it's important that ~(いずれにせよ)——例外を消す・覚悟を評する・話を締める型が並んでいます。
総合難易度:★★★★★(諜報と組織の英語が中心)/英語学習価値:★★★★★(そのまま報道と社内政治に移せます)/おすすめ度:★★★★★。rock the boat / spark conflict between ~ / in grave danger まで扱う、スパイファミリー第48話の上級版です。
宝石の色ひとつで、裏切り者が割れた回でしたね。
the powers that be / maintain complete deniability / get wind of ~ など、諜報の言い回しが揃いました。
気に入ったフレーズは声に出して、自分のものにしていきましょう。次回もお楽しみに!
※ 本記事は SPY×FAMILY の英語版を視聴した個人の学習メモです。
作品の権利は © 遠藤達哉/集英社・SPY×FAMILY 製作委員会 に帰属します。