a force of nature
意味手のつけられない人
- With a violin. She's a force of nature.
- As a negotiator she's a force of nature.
💡 自然の猛威そのものという絵——止めようがないほどの勢いを持つ人を指します。ほぼ必ず褒め言葉ですが、手に負えないという含みも同時に乗るのが面白いところ。台風や洪水と同じ扱いをしているわけで、人物評としてはかなり強い部類です。
Episode Summary
An afternoon in a cafe, a small girl who wants a tune played, and a conversation that turns into a recruitment drive. The language here is appraisal and persuasion: sizing someone up in a phrase, pointing out whose decision it actually is, and refusing to take a refusal. It ends with a job handed over whether the recipient agreed or not.
これは 上級レベル版。a force of nature / It's not one's call. / on one's own terms / wing it のような表現に、aspire / metronome / cliche / ambushed / melodica のような語彙を合わせました。すべて第3話で実際に話されている英語です。もう一方のレベルは〈中級〉版でどうぞ。
〈上級〉第3話の喫茶店でのやりとり・人物評・説得の押し引きから、手応えのある表現を10個。すべて作中で実際に話されている英語です。
a force of nature
意味手のつけられない人
💡 自然の猛威そのものという絵——止めようがないほどの勢いを持つ人を指します。ほぼ必ず褒め言葉ですが、手に負えないという含みも同時に乗るのが面白いところ。台風や洪水と同じ扱いをしているわけで、人物評としてはかなり強い部類です。
~ waiting to happen
意味起こるべくして起こる〜
💡 an accident waiting to happen が元の形——「いつ起きてもおかしくない」という警告です。まだ起きていないのにもう決まったことのように言うのがこの言い方の妙。a disaster / a lawsuit / a fire なども同じ型で使えます。
mess up on ~
意味〜でしくじる
💡 mess は「散らかす」——up をつけて「やり損なう」になります。mess up ~(他動詞)とmess up on ~(どこでしくじったか)の二つの形があり、on のほうは箇所を指すのが要点。fail より軽く、日常的です。
have done one's homework
意味下調べをしてある
💡 学校の宿題から転じて——事前に調べ上げてあることを指します。現在完了にするのが定型で、「もう済ませてある」という含み。感心にも警戒にもなる言い方で、商談や面接でよく使われます。
It's not one's call.
意味それを決めるのは〜ではない。
💡 call は「判定」——審判がくだす判断が語源です。決定権が誰にあるかをはっきりさせる言い方で、It's your call.(君が決めて)と裏返せます。責任を預ける/突き返すのどちらにも使える、実務でとても便利な一言。
be a whiz at ~
意味〜の名手だ
💡 whiz は wizard(魔法使い)の短縮——並外れて上手い人を指します。at のあとは名詞か動名詞。くだけた褒め言葉で、子どもにも大人にも使えます。a whiz kid は「若き俊英」。
get ahold of ~
意味〜を手に入れる/〜と連絡がつく
💡 get hold of ~ の米口語形——a がくっついて一語になったものです。①物を手にすると②人と連絡がつくの両方に使えるのが便利。書き言葉では get hold of かreach ~ に直すのが無難です。
on one's own terms
意味自分の納得のいく形で
💡 terms は「条件」——誰が条件を決めたかを示す言い方です。辞める・終える・戦うと組みやすく、結果より過程の尊厳を語ります。come to terms with ~(受け入れる)とはまるで別の句なので混ぜないように。
be frozen in time
意味時が止まったままだ
💡 時間ごと凍りついたという絵——あるときから変わっていないことを表します。人にも場所にも使え、場所に使えば「昔のまま」という褒め、人に使えば「先へ進めずにいる」——対象で色が変わるのが要点です。
wing it
意味ぶっつけでやる
💡 舞台の袖(wings)で台詞を覚えたという説が由来——準備なしで本番に臨むことです。過去形は winged / wung ではなく winged。improvise の口語版で、開き直りの明るさがあるのが持ち味。Let's just wing it. で「出たとこ勝負でいこう」。
〈上級〉けなす・励ます・引き受けさせる——くだけた場面で効く言い回しを10個。Must-Know とは別枠の実用表現です。
Just give it some time.
意味少し時間をかけてごらん。
give ~ up
意味〜をやめてしまう
refuse to register
意味頭に入ってこない
hot dogging
意味目立とうとした振る舞い
flake
意味土壇場で来なくなる
bomb out there
意味本番でこける
be all kinds of rusty
意味すっかり腕が鈍っている
Don't sweat the small stuff.
意味細かいことは気にしない。
It's meant to be.
意味そうなる巡り合わせだ。
by the power vested in me
意味私に与えられた権限により
第3話の実際のセリフから、書き言葉でも通用する上級構文を3つ。
It's not that ~. You just ~.(〜できないのではない。ただ…しないだけだ)It's not that you can't play. You just won't.
弾けないんじゃない。弾こうとしないだけだ。
It's not that ~ は相手の言い分をいったん否定する形——後ろに本当の理由を置きます。can't と won't の対比がこの文の骨で、can't は能力、won't は意志。この二語を並べるだけで論点が動くので、議論でも使える切り返しになります。
他にも使える例:
I should have known ~(〜だと分かっていてよかったのに)I should have known she'd ambushed me.
待ち伏せされるくらい、分かっていてよさそうなものだ。
should have + 過去分詞——しなかったことへの後悔です。I should have known. だけでも「だと思った」という決まり文句になります。予想できたはずなのに油断したという自嘲で、相手を責めずに状況を嘆けるのが便利なところ。
他にも使える例:
I don't think there's a ~ who hasn't …(…していない〜はいないと思う)I don't think there's a young musician in all of Japan who hasn't heard of you.
日本の若い音楽家で、君を知らない者はいないと思う。
二重否定——否定を二つ重ねて強い肯定にします。there's a ~ who hasn't … の部分をI don't think が丸ごと打ち消す構造。「みんな知っている」より控えめに聞こえて、実は強い——この遠回しさが英語らしいところです。
他にも使える例:
wing it
「ぶっつけでやる」
⭐ 練習なしで本番に挑む二人に、友人があきれて返した場面です。舞台の袖(wings)で台詞を覚えたという説が由来——下準備なしで臨むことを指します。improvise の口語版ですが、improvise が技術の話なのに対し、wing it は開き直りの明るさが持ち味。Let's just wing it. は「もう出たとこ勝負でいこう」——会議でも旅先でも使えます。
With a violin. She's a force of nature.
バイオリンを持つと、あの子は手がつけられない。
Just give it some time. New songs can be tough.
少し時間をかけてごらん。新しい曲は難しいものだから。
I heard you fine, but it's not your call.
聞こえてたよ。でも、決めるのは君じゃない。
He acts like he's frozen in time.
あの人、時が止まったままみたい。
We're totally winging it.
完全にぶっつけ本番。
第3話の台本には、前の回で扱った表現がまた出てきます。一度で覚えられるものはありません。ここで思い出しておくと定着します。
〈上級版〉第3話は、人を評する・言い負かす・引き受けさせる回。a force of nature / It's not one's call. / on one's own terms / wing it のような表現から、aspire / metronome / cliche / melodica のような語彙まで扱いました。相手を押し切っていく場面は、断られてからもう一歩踏み込むときのひな型としてそのまま使えます。
編集部が実際に観て厳選した、第3話の見どころと英語学習ポイント〈上級版〉。
第3話「春の中」は、断っても断っても押し切られる回。喫茶店で小さな子にせがまれ、「もうやめたんだ」と言ったそばから伴奏役を押しつけられてしまいます。教室でも、屋上でも、追いかけてくるのは同じ問い——本当にできないのか、やらないだけなのか。幼なじみの本音もこぼれて、当日へ向かう慌ただしさで閉じます。
この 上級版 では、a force of nature / It's not one's call. / on one's own terms / wing it を中心に据えました。語彙は aspire / metronome / cliche / ambushed / melodica で揃えています。いずれも作中に実在する英語です。
この回でとくに実用になるのは、人を評する英語です。「あの子は手がつけられない」「時が止まったままみたい」「下調べしてきたんだね」——短い一言で相手を言い当てる言い方が並びます。押し引きの場面では It's not your call. が決定権の所在をひと息で示す。第3話は評する・押す・引き受けさせる回です。
総合難易度:★★★★★/英語学習価値:★★★★★/おすすめ度:★★★★★。第3話は人物評と押し引きが中心。相手を言い当てる短い一言がまとめて手に入る回です。
いちばん効いたのは、「弾けないんじゃない。弾こうとしないだけだ」という言葉でしたね。
a force of nature / It's not one's call. / on one's own terms / wing it など、人を評し、押し切るときに効く表現が揃いました。
気に入ったフレーズは声に出して、自分のものにしていきましょう。次回もお楽しみに!
※ 本記事は 四月は君の嘘 の英語版を視聴した個人の学習メモです。
作品の権利は © 堀越耕平/集英社・四月は君の嘘製作委員会 に帰属します。